草月いけばな展「私の器、私の花」開催
草月流の名を冠したいけばな展が、2013年6月6日から11日まで新宿髙島屋11階で開催されます。今回の展覧会は「私の器、私の花―こころといけばなが出会うとき」というテーマのもと、草月流のいけばな作家たちが自ら制作した花器に花をいける独自のスタイルが特徴です。特に草月流の第四代家元である勅使河原茜氏が自らメッセージを寄せ、いけばなを通じた表現の楽しさや器との出会いの重要性を伝えています。
展覧会の詳細
この草月いけばな展は、6月6日から11日までの6日間にわたり開催されます。会場では、多様な素材から作られた陶器やガラス、鉄、さらにはステンレス製の器が花と共に展示されます。参加者が自らの作品に命を吹き込み、それぞれの器と花がどのように融合するのか、その無限の可能性を感じることができる場となるでしょう。
開催概要
- - 名 称: 草月いけばな展「私の器、私の花―こころといけばなが出会うとき」
- - 展覧会期: 2013年6月6日(木)~11日(火)
前期:6月6日(木)~8日(土) /後期:6月9日(日)~11日(火)
- - 入 場 料: 当日券800円(税込)、前売り700円(税込)。15歳以下は無料で入場可能
さらに、同時開催として「草月陶房40年記念」展も行います。これは、草月流第三代家元で映画監督の勅使河原宏が越前町で打ち込んだ陶芸の歴史を振り返る企画展です。
家元の思い
勅使河原茜は、自身の思いを込めたメッセージの中で、いけばなにおける器の完成が創造の終着点ではなく、むしろ新しい出発点であることを強調しています。器と生けられる花との無限の出会いが、私たちが追求する美の形であり、それが各作家の表現の自由につながっていくのです。
勅使河原茜について
1960年に生まれた勅使河原茜氏は、草月流の創始者である蒼風を祖父に持ち、第三代家元で映画監督の勅使河原宏を父に持つ独自の経歴を持っています。幼稚園教諭の経験を経て、2001年に第四代家元を継承。国内外で活躍するいけばな作家として、また「茜ジュニアクラス」という子ども向けの教室も開講し、いけばなの魅力を広めています。
今回は、茜氏の独創的な作品を観るだけでなく、いけばなの魅力を直に感じてもらう貴重な機会となることでしょう。ぜひお見逃しなく。
まとめ
新宿髙島屋での草月いけばな展は、器と花、そしていけ手の心による素晴らしい出会いが生まれる場所です。この機会に、いけばなの美しさやその創造的な過程を体験してください。