製造業向け電力共同購入プロジェクト始動
新プロジェクトの概要と目的
株式会社エナーバンクと伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社は、製造業を対象とした電力の共同購入プロジェクトを立ち上げ、2024年12月からこの新たな取り組みをスタートします。このプロジェクトは、エナーバンクの提供する電力オークション「エネオク」と、伊藤忠丸紅鉄鋼の脱炭素トータルソリューションサービス「MIeCO2」の連携によって実現されるものです。製造業におけるグリーンハウスガス(GHG)排出削減に対するニーズが高まる中、企業は再生可能エネルギーの導入とコスト最適化の両立が求められています。このプロジェクトを通じて、両社はそれぞれの強みを生かし、企業が直面する課題を一挙に解決する道を探ります。
どのように機能するのか?
新たに導入される「エネオク」は、透明性のある電力調達のための入札プラットフォームとして機能し、企業は複数社でまとめて入札を行うことで、価格競争力を高めます。この共同購入の方式は、企業単位で行われていた従来の入札方法に比べて、より効率的かつ経済的です。さらに、入札条件には再エネ比率が含まれ、企業は脱炭素経営を加速するための選択肢を持つことになります。
コスト削減と再生可能エネルギー導入の実績
エナーバンクはこれまで、多数の自治体向けに共同調達を成功させており、その結果、平均8%の追加割引を実現しています。この実績は、今回の製造業向けプロジェクトでも期待されています。新たに参加企業の募集も開始され、電力共同購入プロジェクトが持つ多くの利点を探る絶好の機会です。
セミナーでの学びと未来への展望
プロジェクト開始に際し、2025年7月29日にはオンラインセミナーが開催され、参加者には電力共同調達によるコスト削減と脱炭素経営の実現方法が詳しく説明されます。このセミナーは誰でも無料で参加できるため、多くの企業がこの先進的な取り組みに触れる機会となります。
社員からのメッセージ
エナーバンクの代表取締役、村中健一氏は「この取り組みは、自治体中心の電力共同調達から民間企業への拡大を図る重要なステップです。製造業におけるエネルギーコストと脱炭素の両立に向けた新たな解決策の提供を目指しています」と述べています。また、伊藤忠丸紅鉄鋼の飯塚貴典インキュベーション室長は、「GHG排出量の可視化や削減提案に加え、今回のプロジェクトによって再生可能エネルギーの調達そのものが可能になることは非常に意義深い」と評価しています。
お問い合わせと詳細情報
この画期的なプロジェクトに関心のある企業は、エナーバンクのWebサイトから資料をダウンロードしたり、申し込みを行ったりできます。脱炭素経営に向けた一歩を踏み出すために、ぜひこの機会を活用してください。
会社概要
設立:2018年7月
所在地:東京都中央区日本橋
URL:
エナーバンク公式サイト
設立:2001年10月
所在地:東京都中央区八重洲
URL:
伊藤忠丸紅鉄鋼公式サイト