FRTが発表した新サービス『Orion Risk Radar.』
FRT株式会社(本社:沖縄県浦添市、代表取締役社長:石川 義行)は、革新的なASM(Attack Surface Management)サービスである『Orion Risk Radar.』を2025年5月より提供開始することを発表しました。このサービスは、組織のIT資産をインターネット経由で常にモニタリングし、脆弱性リスクを可視化することを目的としています。
Orion Risk Radar.の具体的な機能
『Orion Risk Radar.』は、企業が所有するドメインに対して、外部からアクセスできるすべてのIT資産をスキャンします。これにより、誤って公開された情報や、管理が行き届いていない脆弱性、設定ミス、機密情報の流出のリスクを24時間以内に特定します。この方法により、企業は脅威レベルをスコアリングしてリスクの優先順位を決定することが可能となります。
また、ユーザーインターフェースは直感的で、リスクデータが一目で理解できるようになっています。運用者用の詳細なレポートに加え、経営層向けの要約報告も随時提供可能です。さらに、リーズナブルな価格設定により、脆弱性対策を強化したい企業にも手軽に導入できる点も魅力の一つです。
プライスプラン
- - 初期費用: 0円(税抜)
- - 月額費用: 60,000円/ドメイン(税抜)
※契約は年間契約のみ対応
なぜASMが今必要なのか
デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展やリモートワークの浸透により、企業内のIT資産の管理が一層複雑化しています。これに伴い、攻撃者が狙うターゲットも増加しており、外部に公開されている資産の脆弱性がますます問題視されています。最近の報告によれば、日本国内におけるサイバー攻撃の主要な原因は、この「外部公開資産の脆弱性」にあり、これに対処するためにASMは重要視されています。
サービスの特長
1.
高精度のリスク分析: AIを活用した独自のアルゴリズムにより、誤検知が少なく、精度の高いリスク分析が可能です。
2.
リアルタイムの自動アセスメント: スキャンは数分から24時間内に実施されます。
3.
他システムとの連携: APIを通じて他のシステムと簡単に連携することができます。
4.
カスタマイズ可能なレポート: スコアのアルゴリズムやリスクアラートの閾値を変更できる柔軟性があります。
5.
コストパフォーマンス: 初期費用が発生せず、月額60,000円で利用可能です。
未来に向けて
FRTは『Orion Risk Radar.』を通じて、企業のサイバーセキュリティを高める取り組みを進めていきます。今後は、サプライチェーンリスク管理機能や、脆弱性診断サービスの提供を予定しており、包括的なセキュリティ対策の一環としての展開を目指します。
Rescana社のCEO Guy Halfon氏のコメント
「FRT社による『Orion Risk Radar.』の立ち上げを支援できることを大変嬉しく思います。この技術が日本市場でのセキュリティ向上に寄与することを期待しています。」
急速に変化するサイバーセキュリティ環境において、FRTは先見の明を持ったサービスを提供し、企業のIT資産を効果的に守る力を持っています。