アスクル、女性のエンパワーメント原則への署名を発表
アスクル株式会社は、女性の活躍推進のための行動原則である「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名しました。この取り組みは、ダイバーシティを強化し、企業文化として新しい視点やアイデアを生み出すための重要なステップです。代表取締役社長の吉岡晃氏は、署名を通じてジェンダー平等の実現に向けたコミットメントを示しました。
アスクルはかねてから「個々人が能力を発揮するダイバーシティの推進」を企業の重要なマテリアリティの一つとして位置付けています。ダイバーシティを促進することで、多様な人材が信頼関係の中で新たな創造性を発揮し、イノベーションを生み出す企業風土の確立を目指しています。2014年には専任の「ダイバーシティ推進」部署を設立し、2015年にはダイバーシティ宣言「Diversity for Vitality」を発表。在籍する女性管理職比率を2025年までに30%にする目標「2530」も掲げ、実現に向けた具体的な活動を展開しています。
WEPsとは?
「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」は、2010年に国連グローバル・コンパクトと国連婦人開発基金(UN Women)が共同で制定した企業向けの行動指針です。この原則は、企業におけるジェンダー平等を経営の核にし、持続可能で包摂的な経済成長を推進するための重要な枠組みを提供します。
WEPsは「職場」「市場」「地域コミュニティ」の3つの領域に焦点を当て、企業が社会的責任を果たすために必要な行動を推奨しています。
WEPsの7原則
以下は、WEPsが提唱する7つの原則です:
1.
企業トップによるリーダーシップ - トップマネジメントがジェンダー平等に取り組む姿勢を示すこと。
2.
職場におけるジェンダー平等 - 職場内での公平な待遇と機会の提供。
3.
従業員の健康、ウェルビーイング、安全 - 働くすべての者の健康と安全を確保すること。
4.
女性のキャリアアップを可能にする教育と研修 - 女性の能力を育成するための教育プログラムの実施。
5.
サプライチェーン・マネージメントとマーケティング - サプライヤーに対してもジェンダー平等を促進する。
6.
社会貢献活動とアドボカシー(啓発) - 社会に対する責任を果たすと同時に、その重要性を広めること。
7.
成果のモニタリングと報告 - 実施した施策がどのようにジェンダー平等に寄与したかを評価し、報告すること。
アスクルがWEPsへの署名を行ったことで、より一層のダイバーシティ推進が期待されます。企業がジェンダー平等を軸にした取り組みを行うことは、社会全体にポジティブな影響を与え、持続可能な未来に向けた重要な一歩です。
詳細に関心がある方は、アスクルのサステナビリティ報告やWEPs公式サイトを訪れてみてください。