実践女子高等学校生が宇宙生活の未来を探究する成果発表会を開催

実践女子学園生による「Space Life Explorer」プログラムの成果発表

2024年8月から12月の4か月間、実践女子学園高等学校の2・3年生が株式会社Barbara Pool主催の「Space Life Explorer」プログラムに参加し、未来の宇宙生活について探究してきました。このプログラムは、宇宙産業創出を手掛ける株式会社Space Food Lab.との連携で実施され、STEAM教育の新たな形を提供しました。

未来の宇宙生活を想像しながらの探究

プログラムのテーマは2040年の宇宙生活で、20日間の授業を通じて、地球と宇宙で遭遇する生活課題を解決する方法について考え、生成AIの実践的使用についても学ぶことが焦点でした。学生たちは様々な知識を獲得し、実践的な体験を通して問題解決能力を育てました。

12月9日には、このプログラムの成果を発表するために特別なプレゼンテーションが開催され、多くの企業関係者が集まり学生たちの創意あふれる取り組みを見守りました。発表では、宇宙での生活における水資源の重要性や食環境への配慮といったテーマが取り上げられ、企業の期待を超える熱い反響が寄せられました。

注目の発表内容

口腔ケア商品「Souffle Mint」

宇宙生活における水の貴重さに注目し、その環境でも使用できる新しい口腔ケア製品の開発を模索しました。口臭予防や歯磨きに関するアイデアが盛り込まれた製品が発表されました。

補給型ゼリー商品「Lunar Gel」

栄養補給の重要性を考え、宇宙および地球上で楽しめる新しい形態のゼリー商品、「Lunar Gel」の可能性に関する研究が行われました。学生たちはこの商品がどのように市場に受け入れられるかを真剣に考えました。

企業からのポジティブなフィードバック

成果発表会には多くの企業から好意的なコメントが寄せられました。TSUYOMI株式会社の代表取締役、森健一氏は、「感動しました。特に学生の熱意に心打たれました」と語り、企業とのコラボレーションの重要性を強調しました。

また、さらに参加した大正製薬株式会社の関係者も、「学生独自の視点は、我々にとって新しい発見でした」と感謝の意を表明し、これからの都市生活や商品開発に向けた示唆を得たと述べました。

結論

「Space Life Explorer」プログラムは、未来の宇宙生活についての深い理解を促進し、学生たちにとっても貴重な経験となりました。彼らは新しい視点での問題解決方法を学び、未来のリーダーとして成長する一歩を踏み出しました。このようなプログラムが今後も継続され、さらに多くの若者に影響を与えることを期待しています。