震災体験を活かしたアプリ
2011-10-28 11:30:01
震災体験を活かした新アプリが仙台で登場!観光と防災を支援
株式会社ディー・エム・ピーが、震災体験を生かした4つのアプリをAndroidマーケットで公開しました。
これらのアプリは、観光による復興や防災に役立つだけでなく、通信が途絶えた際のコミュニケーションや、子どもたちのケアにも特化しています。
アプリ一覧とその特徴
1. 仙台おかえり美人 復興篇
このアプリは、スマートフォンのGPS機能を活用しています。特定の場所にユーザーが訪れると、「おかえりなさい」と言うムービーが再生されます。また、このアプリは観光誘致を目的としており、仙台を訪れた方への特別な映像も用意されています。
特筆すべき点は、人気アイドルユニット「テクプリ」のメンバーが出演していることです。さまざまなシーンで仙台を楽しむきっかけになるでしょう。
2. もしゆれ
このアプリでは、震災発生時にどのように行動するべきかシミュレーションが可能です。ランダムに表示される写真を踏まえ、ユーザーであるあなたがどんな選択をするかを考えるきっかけを提供します。
アプリを起動する際には、防災に役立つ豆知識も表示され、正しい判断をサポートします。
3. 藍空チャット
このアプリはBluetoothを利用して近くの人とメッセージのやり取りができるツールです。インターネットがなくてもメッセージを送受信でき、緊急時の安否確認や、学校や避難所の所在を確認するのに役立ちます。
4. Nurie Kids
子ども向けの塗り絵アプリで、英単語を学びながら楽しむことができます。描いた絵を保存し、ギャラリーで見ることもでき、感覚的に英語を学ぶことが可能です。
開発の背景と意義
このアプリたちは、仙台市のスマートフォン向けソフトウェア開発支援事業を通じて開発されました。震災を契機に、新たな雇用の場を設け、地域の復興に貢献することを目指しています。緊急雇用として採用されたスタッフがアプリ開発に取り組み、地域の声を反映したアプリを作成しています。
まとめ
ディー・エム・ピーによるこれらのアプリは、単なるツールではなく、仙台市の観光促進や防災意識の向上にも大きく寄与するものです。無料で使えるため、ぜひ多くの人にダウンロードしてもらい、安心な生活づくりに貢献してほしいと願います。アプリの対応機種はAndroid OS 2.1以降で、広く利用可能です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ディー・エム・ピー
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区一番町2−8−18仙台中央ビル8F
- 電話番号
-
022-214-2772