新たに誕生した「ほくりくみらい基金」のご紹介
2023年4月3日、264名の市民による寄付を資金に、「一般財団法人ほくりくみらい基金」が正式に設立されました。この基金は、地域のさまざまな問題の解決を目指して、市民が中心となって活動するコミュニティ財団です。設立記者会見では、この新たな取り組みの意義やこれからの展望が語られました。
設立の背景
日本経済は戦後から成長を続けましたが、ここ30年は停滞が続いています。この道のりには少子高齢化の加速、東京への過度な一極集中、広がる所得格差、地域コミュニティの機能不全など、数々の問題が影を落としています。それに対応するため、市民が発起人や出資者となるコミュニティ財団が全国で設立されています。これにより、地域の課題に対する市民の関心が高まり、積極的に問題解決に向けた活動が行われていくことが期待されています。
ほくりくみらい基金は、これまで準備委員会として活動してきた実績があり、全国コミュニティ財団協会からの助成金を受けて、活動資金をクラウドファンディングで調達。264名の発起人により、300万円の資金が集まり、正式な法人化を迎えることができました。
団体概要
- - 名称: 一般財団法人ほくりくみらい基金
- - WEBサイト: ほくりくみらい基金
- - SNS:
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団体のロゴも完成し、これからの活動に向けた準備が整いました。
活動内容について
ほくりくみらい基金は、地域の課題をまとめて捉え、さまざまなアプローチで解決を目指します。具体的には、以下のような活動を展開していく予定です。
- - 地域課題に取り組む当事者団体への助成金の支給
- - 助成事業の運営支援やノウハウの共有
- - ボランティアやプロボノを促進する仕組みづくり
- - 地域課題にフォーカスしたイベントや勉強会の開催
- - 社会貢献活動に対する啓蒙活動
- - 市民活動団体の活動紹介
このような幅広いアプローチで、地域の特性に合った課題解決を図っていくことが期待されています。
今後の予定
今後、さまざまな市民団体のニーズをヒアリングし、協力を呼びかける活動を強化していきます。ボランティアを希望する方々は、WEBサイトからお気軽にお問い合わせください。また、設立発起人への報告会を4月26日(水)に石川県立図書館で開催し、今後の方針について意見を交換します。
さらに、地域内の課題解決に向けた最初の支援プログラムについても、5月に説明会を予定しており、詳細はWEBサイトでお知らせします。公益性の向上と継続的な運営を目指し、公益財団法人の認定に向けた準備も進めています。
勉強会や交流の場づくりも随時行う予定です。これからの活動に多くの方々の参加をお待ちしています。