新格付情報始動
2024-05-03 20:10:01
トリジェンスがJ-クレジットの新格付情報を提供開始、持続可能なビジネスを支援
トリジェンスが新たなJ-クレジット格付サービスを開始
株式会社トリジェンスは、2024年から提供を予定するJ-クレジットの格付け情報「Tolligence Rating」α版を発表しました。このサービスは、企業がカーボンクレジット取引におけるリスクを科学的に評価し、より良い意思決定を行うためのツールです。新たに提供される「Tolligence Rating」は、J-クレジットの各プロジェクトを「追加性」、「定量性」、「永続性」の3つの観点から評価し、透明で信頼性のある情報を企業に提供します。
サービスの概要と背景
カーボンクレジット市場は、持続可能なビジネスの実現に向けてますます重要な役割を果たしていますが、その実効性には疑問も抱かれています。特に、森林による二酸化炭素吸収量を過大評価しているプロジェクトが存在するため、企業が見せかけの脱炭素化として非難されるリスクも指摘されています。これを受けて、トリジェンスは高品質なJ-クレジットを提供することを目的に、新サービスを開始しました。
「Tolligence Rating」は、ケンブリッジ大学の研究に基づいた解析手法を使用して、個々のプロジェクトを科学的なデータに基づいて評価します。これにより、ユーザーはリアルタイムで格付けやリスク情報を確認できる直感的なダッシュボードを通じて、複雑なデータを簡単に理解できます。
主な機能と特徴
この新しいサービスには、いくつかの重要な機能があります。例えば、API提供機能は現在開発中で、格付けやリスク情報を他の企業のサービスに統合できるよう設計されています。この機能により、カーボンクレジットの仲介や販売を行う企業は、自社のシステムとの連携を通じてデータを活用できます。
ユースケース
「Tolligence Rating」の活用シーンは多岐にわたります。以下に具体的なユースケースを紹介します:
1. 金融機関の活用: カーボンクレジットを売買する金融機関では、格付けを顧客に提示することで取引の信頼性を向上させることができます。これにより、投資家に対してより説得力のある情報を提供できます。
2. 市場運営企業: 同種のクレジットを一括で市場取引する企業は、「ジャンククレジット」と呼ばれる品質が劣るクレジットを排除するのに役立ちます。これにより、ブランドイメージを守りつつ高品質なカーボンクレジットを提供できます。
3. 購入企業の選定: J-クレジットを購入する企業は、Tolligence Ratingを利用することで、各プロジェクトを比較し、自社の脱炭素方針に最適なクレジットを選ぶことができるようになります。
今後の展望
トリジェンスは、カーボンクレジット市場の透明性を高めることを目指しています。今回の「Tolligence Rating」が、カーボンニュートラルを目指す企業にとって一つの指針となり、持続可能なビジネス戦略を実現する手助けとなることでしょう。今後も、トリジェンスは高品質なサービスの提供を通じて、より良い環境づくりに貢献していきます。
興味のある方は、公式サイトから事前登録フォームに申し込むことができます(https://forms.gle/YSZSecff2tqB1pL4A)。ただし、応募がすべて受け入れられない場合もあるため、ご了承ください。
会社情報
- 会社名
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株式会社トリジェンス
- 住所
- 東京都港区北青山1-3-1アールキューブ青山3階
- 電話番号
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