春の特別公開が待ち遠しい霊鑑寺
京都市左京区に位置する霊鑑寺は、通常は非公開の尼門跡寺院です。「椿の寺」とも称されるこの寺院では、2026年3月20日から4月12日まで、春の特別公開が行われます。この期間中では、100種類を超える椿が咲き誇る庭園や、趣のある書院が一般公開され、訪れる人々に美しい春のひとときを提供してくれます。
霊鑑寺の由来と魅力
霊鑑寺は承応3年(1654)に後水尾天皇の皇女・多利宮によって創建されました。歴代の皇女が住職を務めてきたことから、格式高い尼門跡寺院として知られています。また「谷の御所」とも呼ばれ、その優美な佇まいは今も多くの人々を魅了しています。
後水尾天皇が椿を愛されたため、霊鑑寺の広い庭園には珍しい椿が多く植えられています。春にはその華やかな花が境内を彩り、来訪者に季節の移ろいを感じさせてくれます。
書院内には、長い歴史を持つ美しい傘絵や、「四季花鳥図」と呼ばれる華やかな障壁画が施されています。これらは狩野派の作と伝えられ、訪れた人々に感動を与えます。本堂には江戸幕府の十一代将軍・徳川家斉によって寄進された如意輪観音像が祀られ、打ち込まれた檜の香りとともに、静寂な空間で心の平安を感じられます。
特別公開の見どころ
特に注目すべきは、書院内に飾られる雛人形です。約360年前に作られたこの雛人形は、徳川家斉が霊鑑寺の尼宮様に贈ったもので、その全長は約110センチに達します。華やかな装飾が施されており、来訪者にはその優雅さを間近で体感してもらいたいです。
また、庭園内には様々な種類の椿があり、訪れる時期によって異なる風景を楽しめるため、リピーターにも人気です。その為、春の訪問を楽しみにする人々も多く、特に苔の上に花が落ちる姿や散り敷かれた花びらの美しさには心を奪われることでしょう。
特別公開の詳細
- - 期間: 2026年3月20日(金・祝)〜4月12日(日)
- - 時間: 10:00〜16:30(最終入場 16:00)
- - 料金: 大人 800円、小学生 400円、幼児 無料(団体割引あり)
- - 御朱印: 通常御朱印の他、令和8年限定の御朱印が授与される予定です。
霊鑑寺へのアクセス
霊鑑寺には公共交通機関を利用することができます。京都市営バスや京阪本線、地下鉄東西線などからアクセス可能で、近くのコインパーキングを利用することもできます。観光名所を巡りながら、霊鑑寺での特別な春の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。季節感あふれる椿を満喫し、歴史と文化に触れる貴重な機会です。