全国ワークスタイル変革大賞2025 中国・四国大会の結果発表
2025年10月8日、香川県高松市にある情報通信交流館で「全国ワークスタイル変革大賞2025 中国・四国大会」が開催されました。この大会では、地域の企業がデジタル技術を活用した先進的な働き方の変革に挑んだ取り組みを発表しました。
受賞企業のご紹介
大会では、厳正な審査を経て、各賞が決定されました。最優秀賞には「株式会社川六」が輝き、続いて「株式会社モデスタグローバルトラスト」が優秀賞、そして「三洋金属株式会社」と「株式会社長浜機設」が奨励賞を受賞しました。
株式会社川六の受賞理由
最優秀賞を受賞した株式会社川六は、148年の歴史を持つ企業で、負債を抱える旅館業からビジネスホテルへと業態を転換しました。その後、業務の非効率性を理由に、「物的環境整備」と「DX推進」の二つの軸での改革を進めました。この取り組みにより、整理整頓された環境が生まれ、情報の流れもスムーズになり、新たな意識改革を促進しました。
川六のダイナミックなアプローチは、現場からのフィードバックを活かすIT会議の継続や、バックオフィス業務の効率化につながり、年間で7442時間もの業務時間を削減しました。さらに、生成AI技術を活用した「支配人AI」を導入し、クレームへの適切な対応が可能となり、従業員の心理的安全性も向上しました。
その他の受賞企業
株式会社モデスタグローバルトラストは、アナログな営業活動をデジタル化し、全社的な業務の円滑な運営を実現しました。優秀賞の取り組みでは、LINE公式アカウントやGoogleフォームを利用し、業務標準化を進めて、その成果を業界全体に無償で提供しようとしています。
奨励賞を受賞した三洋金属株式会社と株式会社長浜機設は、各社独自のエピソードをもとに、育休や理念の再定義といった観点から働き方改革を進めています。特に三洋金属は、育休をきっかけに「人に依存しない仕組み」を構築し、長浜機設は高齢者の職人と若手が互いに知識を共有し合う文化を育んでいます。
審査員からの評価
審査員からは、各発表がそれぞれユニークで、業界内での共有価値が高いものであることが評価されました。「川六」の取り組みは特に注目すべきモデルケースだとされ、他の企業も参考にできる事例が多いとの声が上がりました。
イベントの展望
本大会で最優秀賞を受賞した株式会社川六は、2025年12月に全国大会に出場します。この大会を通じて、全国各地の多様な取り組みが発掘され、日本全体の働き方改革がさらに進められていくでしょう。
今後の活動
全国ワークスタイル変革大賞は、これからも各地で大会を開催し、地域ごとの特色ある取り組みを表彰していきます。変革を求める企業の皆様にとって、希望の光となることでしょう。
詳細な情報は
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