信州の新たなラーメン文化を発信!
長野県佐久市に位置する「麺屋 東雲」は、2025年12月から開催中の「発酵ぐるめラリー」に初めて参加し、独自の限定メニュー「信州味噌の鯛ダシ麺」を提供しています。このラーメンは、信州味噌と鯛のダシを組み合わせた一品で、380種類以上の発酵食品を活かした食文化を体験できるチャンスです。
限定メニューの魅力
「信州味噌の鯛ダシ麺」は、税込みで1,400円で提供され、澄んだ鯛ダシスープが特徴です。最初は塩ラーメンのような風味を楽しむことができ、食べ進めるうちに、トッピングされた信州味噌の“味噌玉”を溶かすことで、ラーメンの味わいが変化していきます。この二段階の楽しみ方は、ラーメン愛好者にとって新鮮な体験を提供します。
麺は特注のオリジナル麺を使用し、国産小麦を使用したことで、スープとの絡みも抜群です。鯛ダシには、地元の魚屋から仕入れた鯛の骨を使い、環境に配慮した食品ロス削減の取り組みも行っています。美味しさを追求すると同時に、地域の発酵文化と持続可能性を意識したラーメン作りが進められています。
地域の食材とコミュニティ作り
「麺屋 東雲」の代表である水口氏は、約2年間の独学を経てラーメン店をオープン。彼は移住を機に佐久の魅力に引かれ、地域とのつながりを大切にしています。昼間は常連客や訪問客で賑わい、夜はビジネスパーソンが多く訪れる“麺酒場”としても利用されており、地元の食材を惜しみなく使っています。具体的には、地元の卵や米を使用し、山椒は水口氏の親戚が育てたものを分けてもらっているなど、地域の生産者との関係を大切にしています。
ヴィジュアルとデジタルの融合
麺屋 東雲は、一般社団法人 全国VR推進協会の協力を受け、リアル店舗の雰囲気やラーメン製作過程をVRで発信しています。これは、地域外の人々にも佐久の魅力を広めることを基にした取り組みで、オンラインでの認知拡大が期待されています。
様々な体験ができる発酵ぐるめラリー
「発酵ぐるめラリー」は、佐久市内の45店舗が参加し、各店舗で提供される発酵食品を活かしたオリジナルメニューを楽しむことができます。このイベントを通じて、参加者は佐久の食文化に触れ、スタンプを集めて特典と交換する楽しみもあります。麺屋 東雲のラーメンは、そんな美味しい一皿を体験できる貴重な機会です。
おわりに
「麺屋 東雲」は、ラーメンの楽しみ方を再考させる場所であり、地域とのつながりや発酵文化を大切にしています。このユニークなラーメン店を訪れて、ぜひその豊かな味わいを体験してみてください!