ユーグレナの「GENKIプログラム」がもたらした幸せの輪
はじめに
株式会社ユーグレナとグラミンユーグレナ社の活動が、バングラデシュの子どもたちの生活に与えた影響が初めて明らかになりました。両社が手掛ける「GENKIプログラム」は、貧困地域での栄養不足を解消し、未来を担う子どもたちに希望をもたらす取り組みです。
GENKIプログラムとは
2014年に始まったこのプログラムは、栄養豊富な「ユーグレナクッキー」をバングラデシュのキャンペーン地域で提供する活動で、これまでに2,140万食以上が配布されています。毎日、約9,000人の子どもたちがこのクッキーを食べ、その健康状態が改善されているといいます。
評価結果
公表された評価レポートは、GENKIプログラムの成果を多角的に示しています。特に注目すべきは以下のポイントです。
- - 欠席率の低下:ユーグレナクッキーを食べた子どもたちは、欠席率が低く、学校により多く通うようになっています。
- - 健康状態の向上:自覚症状を抱える確率が低下し、特に便秘が改善。栄養状態や亜鉛の充足度も高まっています。
- - 学習意欲の向上:学校での活力や集中力が増し、保護者や教師からも「元気になった」との声が多く聞かれています。
- - 経済的な効用:クッキーの配布により家庭の食費が軽減され、地域全体の健康意識の向上にも寄与していると考えられます。
未来への展望
今回の評価は、GENKIプログラムのさらなる進化を後押しします。現地の学校給食への提供を進め、100万食の提供を実現することで、より多くの子どもたちに栄養を届けることを目指しています。また、バングラデシュの他企業との提携を進め、企業の健康経営と社会貢献を両立させる仕組みを構築します。
出雲社長のコメント
ユーグレナ社社長の出雲は、10年間の積み上げがこの成果につながったことに喜びを表しつつ、未来へ向けた新たな挑戦はこれからだと語っています。「子どもたちの笑顔を守り、さらなる社会的インパクトを生み出すために、我々は活動を続けます」との宣言も出されています。
まとめ
この成果は、ユーグレナの企業理念「人と地球を健康にする」に沿った活動の一環であり、世界での持続可能な開発目標に対する貢献を示しています。今後もこのプログラムは、バングラデシュの子どもたちに明るい未来をもたらすための重要な役割を果たすことでしょう。
公式情報
詳細なインパクト評価レポートやこのプログラムに関する支援情報は、
ユーグレナの公式サイトでも確認できます。