株式会社eiiconが進出、シンガポールに新会社設立
株式会社eiicon(エイコン)は、シンガポールに新しい企業「eiicon Asia Pacific Pte. Ltd.」を設立し、グローバルなオープンイノベーションを加速するためのキャリアを築きました。本社は東京の文京区後楽に置かれ、2017年から日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営してきた実績があります。
新会社設立の背景
eiiconは、「イノベーション後進国からオープンイノベーション先進国へ」というビジョンを持ち、これまでに35,000社以上が登録した実績のあるAUBAで業種を超えた企業の連携を支援してきました。この国内での成果をもとに、東南アジアの中心地であるシンガポールに新会社を設立し、国際的な共創を促進します。
事業内容と目的
「eiicon Asia Pacific Pte. Ltd.」の主な目的は、東南アジアのスタートアップや企業と日本企業との協業を進めることです。近年、東南アジアではテクノロジーとサステナビリティの分野で数多くの企業が成長を遂げていて、特に日本企業の間ではグローバルな共創に対する関心が高まっています。eiiconは、こうした両者を繋ぐ架け橋となり、各企業が持つ資源をもとに新たな価値を創出するお手伝いをします。
日本の企業が持つ高い品質や技術力は、特に食品の保存技術やサービスの品質管理において重要であり、これらは現地での事業展開に貢献できる要素です。同時に、東南アジア企業の素早いビジネスモデルやデジタル活用、柔軟な発想は日本の市場に新しい刺激を与えるでしょう。この相互の強みを活かした共創が次世代のビジネスの原動力だと考えています。
未来の展望
今後は、AUBAの国際展開を強化し、現地のパートナーとのネットワークを築いていく予定です。また、オープンイノベーションプログラムやイベントの開催を通じて、東南アジアで新しい共創モデルを構築し、日本企業の海外進出を支援することを目指します。この活動を通じて、地域のイノベーションエコシステムの発展に寄与できるよう努めてまいります。
リージョン代表のコメント
APAC地域担当の大河原里絵氏は、「国境を越えた共創」を特別な挑戦と捉えるのではなく、当たり前の選択肢にしていくことが重要だと述べています。国境を越えた企業間の強みを繋ぎ、新たな価値を共に創造することが目標です。
CEOの展望
この支社の設立は、シンガポールをハブにアジア全体との共創を深化させる一歩であり、今後も地域と共に歩む企業として責任を持って価値を創造していく考えを示しました。日本企業のグローバル展開においてチャンスが広がることを信じて、不安を感じる企業に対しても共創の重要性を伝えていきます。
まとめ
株式会社eiiconがシンガポールに設立した「eiicon Asia Pacific Pte. Ltd.」は、今後のグローバルなオープンイノベーションの重要な拠点となるでしょう。地域間の協力を通じて、国境を越えた新たなビジネスモデルの創造に挑んでいく姿勢が、今後の展開に期待を寄せています。