図研のSEの未来
2026-07-06 11:45:11

図研が語るシステムズエンジニアリングの未来とその実践法

図研が語るシステムズエンジニアリングの未来とその実践法



2026年6月13日から18日まで、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された「INCOSE International Symposium 2026(IS2026)」では、図研のDX戦略室室長、阿部稔氏が行った講演が注目を集めました。このシンポジウムは、システムズエンジニアリング(SE)分野における国際的な知見と情報交換の場として位置づけられており、今年は34カ国からの専門家が集まりました。

講演テーマとその背景



阿部氏の講演タイトルは「Making SE/MBSE Work: Practical Small-Start Adoption in Japanese Manufacturing」。日本の製造業が直面する課題を解決するため、特に注目されるSE(システムズエンジニアリング)およびMBSE(モデルベース・システムズエンジニアリング)の導入について語りました。近年、製造業は単なる製品提供から、顧客の課題を解決するソリューションの提供へと変化しています。この変化は、開発に関わる人々にとって要求の複雑化をもたらしました。

SEやMBSEの導入がこの複雑な要求を解決する手段として認識されていますが、実際には導入の目的が曖昧であることや、現場の負担増加、経営陣と開発現場の期待値の差などが定着を妨げています。阿部氏は、こうした課題を克服するための「スモールスタート」アプローチを提案し、実績に基づく具体的な取り組み例を紹介しました。

スモールスタートの実践例



講演では、以下のような取り組みが具体的に紹介されました。

1. 要求定義の精度向上: 製品の利用シーンや周辺環境を整理し、要求の質を向上させる試み。
2. ソリューション要求の明確化: 顧客の業務や課題を分析し、具体的なソリューションを導き出すための活動。
3. 標準化と流用設計: 製品バリエーションの拡大に伴い、設計の標準化を進める取り組み。

これらの実践例を通じて、段階的にSEやMBSEを適用することで、製造業における成功事例が生まれています。

生成AIとの連携展望



阿部氏の講演の中で特に興味深いのは、生成AIとMBSEの連携についての言及でした。生成AIの活用によって、要件分析のさらなる高度化や情報整理支援の可能性が広がります。これにより、今後の設計開発環境ではMBSEの利用がますます重要になるでしょう。

図研の事業展望



図研は1976年に設立された企業で、常にテクノロジー革新を追求してきました。主力製品には「CR-8000」と「E3.series」があり、これらは堅固な設計データ管理機能を提供します。図研は、既存の設計プラットフォームにMBSEツールやサービスを統合することで、デジタルトランスフォーメーションを進め、製品開発の複雑な課題に対応しています。

今後も図研は、システムズエンジニアリングのさらなる実践とその成果を通じて、製造業の未来を切り開いていくことでしょう。

講演の資料については、以下のリンクからダウンロード可能です。

[資料ダウンロードリンク]

図研の挑戦とその成果に、今後も注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社図研
住所
神奈川県横浜市都筑区荏田東2-25-1本社・中央研究所
電話番号
045-942-1511

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