楽しみながら学ぶ復興の取り組み
岩手県は2011年3月11日に発生した東日本大震災津波から14年を迎えるにあたり、震災の記憶と教訓を次世代に伝えるための新たなプロジェクトを開始しました。この取り組みは、復興を果たしてきた地域の歩みと、未来への希望をテーマとした「いわて・三陸から未来につなぐ」という内容です。
ポスターと動画の制作
岩手県は特に復興のプロセスを可視化するために、4種類のポスターと3種類の動画を制作しました。それぞれの作品は、地域に根ざした支援活動や新たな取り組みを反映しており、震災を知らない次世代への教訓を伝える目的も担っています。
- - 住田(邑サポート)編: 震災後に仮設住宅でのコミュニティづくりを中心に行った支援活動の経験を、地域課題の解決に生かしています。この活動は、他の地域への支援のモデルともなっています。
- - 大船渡(キラキラ越喜来)編: 閉館した三陸町観光センターを「ニューオキライ」として再生しました。この新たな交流拠点は、地域内外のつながりを深め、賑わいをもたらすために設立されました。
- - 宮古(学生活動団体 暁)編: 宮古高校の学生が中心となり、防災イベントの実施や避難経路に関する動画を配信しています。次世代へ震災の記憶を伝える重要な役割を果たしています。
- - いわて三陸しおかぜルート編: 三陸沿岸を巡りながら景色や海産物を堪能できるサイクリングルートを開発。復興の過程や教訓を楽しく学びながら実感できます。
展示情報
これらのポスターは、2月21日から3月13日まで、県内外の35団体・88箇所で開催される「岩手県復興ポスター展」に掲出されます。また、3月中旬には都営地下鉄の中吊り広告としても掲載される予定です。
この取り組みは、単に復興を伝えるだけでなく、未来に向けての希望のメッセージをも強く含んでいます。観光客だけでなく、地元の方々にも参加してもらい、ともに学ぶ場を提供することを目指しています。
詳しくは
こちらのサイトからご覧ください。この機会に、震災の記憶を共有し、未来へ繋げる活動に参加してみてはいかがでしょうか。自分たちの未来を考える良いきっかけになるはずです。