都議選とYouTube分析
2025-06-28 08:51:56

都議選のYouTube影響力分析!政党別再生数と視聴者エンゲージメントの実態

都議選のYouTube影響力分析



今月22日に行われた東京都議会議員選挙におけるYouTubeの影響を、政党別や投稿者別に詳しく分析しました。主に、政治情報を扱うポータルサイト「選挙ドットコム」を運営するイチニ株式会社が行った調査結果をもとに、再生回数や視聴者の関与度がどのように現れたのかを見ていきます。

政党別の再生数と視聴者の反応



選挙期間中に計約3,200万回の再生を記録した「再生の道」というキーワードを含む動画は目を引きますが、「いいね」率が僅か4.00%、「コメント」率が0.31%と、他の政党と比較して高くない数値となっています。これはおそらく、同キーワードを使用した動画が大量に存在し、視聴者が情報を求めて分散したためと考えられます。

一方、会期中に議席を大幅に増やした「国民民主党」は、総再生数で「再生の道」に次いで2位に達しましたが、「いいね」率は2.42%、コメント率は0.43%と低迷しています。これは、参議院選挙の比例代表候補者の擁立に関する混乱が影響している可能性があります。

初めて議席を確保した「れいわ新選組」は、合計再生回数で3位となりましたが、視聴者の関与度は芳しくない印象を受けます。

その一方で、都議選で3議席を獲得した「参政党」では、再生回数こそ自民党や立憲民主党に匹敵するものの、「いいね」率は5.45%と首位に立っています。その背景には、地域の支持者による強力な応援があるという実態があります。

投稿者の影響力



次に、YouTubeの関連動画の再生数を投稿者の種別に分析しました。結果として、圧倒的な93.5%がサードパーティによるものでした。これは、政治団体や候補者とは直接関係のない第三者による「切り抜き動画」や「応援チャンネル」が主流であることを示しています。

このように、サードパーティ動画が選挙戦において重要な影響を持つことが明らかとなりました。

今後の展望と結論



立候補者のYouTubeチャンネル設立率も高まり、主要政党では90%以上に達しています。これは、選挙活動におけるYouTubeの重要性が高まっている証拠です。今後、視聴数だけでなく、「いいね」や「コメント」といった視聴者とのエンゲージメントが選挙結果にどう結びつくのかが、ますます注目されていくでしょう。

また、サードパーティが生み出す動画の影響を考慮した「第三者を巻き込む戦略」が、今後の選挙においてますます重要になるでしょう。これらの結果は、各政党のYouTube施策のさらなる改善と戦略再考を促す要因となるかもしれません。

調査の概要



本分析は、2025年6月1日から6月21日までの間にアップロードされたYouTube動画をもとに行われました。動画数や再生数の分析の詳細は、各表に記載されている通りです。これにより、政党及び候補者のYouTube活用状況が明らかになりました。

イチニ株式会社について



イチニ株式会社は、日本の選挙情報を支援するプラットフォーム「選挙ドットコム」を運営しており、透明性の高い政治参加を促進しています。ぜひ詳しい情報については公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
イチニ株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前1丁目11-11 グリーンファンタジアビル7階
電話番号
03-6830-1400

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