町工場の透明性
2023-05-08 12:00:01

横浜の町工場が公開!従業員40名、アニュアルレポートで透明性を追求!

横浜の町工場がアニュアルレポートを初公開!従業員40名、透明性と社会貢献を追求



横浜市都筑区に本社を置く従業員40名の町工場、株式会社スリーハイは、2022年版アニュアルレポート「OMOU 2022」を公開しました。同社は産業用ヒーターの製造・販売を専門とする企業で、これまで顧客や地域への貢献、環境への取り組みなど、積極的に情報発信を行ってきました。しかし、アニュアルレポートの公開は今回が初めてです。

「OMOU 2022」では、財務情報に加え、企業理念、従業員、CSR、SDGsなどの取り組みを網羅しています。中小企業にとって、アニュアルレポートの作成には時間と費用がかかります。しかし、スリーハイは、金融機関からの融資判断やステークホルダーとの信頼関係構築、そして社会への貢献という観点から、アニュアルレポート公開の必要性を感じていたとのことです。

「OMOU 2022」のポイント



ポイント① 事業活動における成果を数値で可視化

「OMOU 2022」では、スリーハイがこれまで行ってきた活動を、数値で可視化することで、具体的な成果を明確に示しています。例えば、製造プロセスにおける環境負荷の軽減や、地域貢献活動の成果などが、具体的なデータと共に示されています。

ポイント② 価値創造プロセスの可視化

スリーハイは、事業活動を通じて、顧客、地域、従業員、未来・世界という4つのステークホルダーにどのような価値を創造しているのかを、図式化した「価値創造プロセス」を作成しました。このプロセスは、国際統合報告<IR>フレームワークを参考に作成され、スリーハイの事業活動が社会にどのような成果を生み出しているのかを明確に示しています。

ポイント③ 社員が広く作成に関わる

「OMOU 2022」は、スリーハイの社員が主体的に作成に関わりました。社員によるチームでのディスカッションを通して、スリーハイがステークホルダーに提供する価値を言語化しました。このプロセスを通して、社員一人ひとりの意識改革や、組織全体の価値観共有が進んだという成果も生まれています。

ポイント④ 財務情報を公開

「OMOU 2022」では、スリーハイの貸借対照表を全文掲載しています。これは、中小企業においては非常に珍しいことです。同社は、経営の透明性を高め、ステークホルダーとの信頼関係を築くための決意を示しています。

スリーハイの今後の取り組み



スリーハイは、今回のアニュアルレポート公開を機に、さらなる海外展開、脱炭素化への取り組み、人材育成など、積極的な事業活動を展開していくことを表明しています。

町工場の透明性への挑戦



スリーハイのアニュアルレポート公開は、中小企業にとって大きな一歩となるでしょう。同社の取り組みは、他の中小企業にとっても参考になるだけでなく、社会全体で透明性と持続可能性への意識を高めることにつながると期待されています。

会社情報

会社名
株式会社スリーハイ
住所
神奈川県横浜市都筑区東山田4-42-16
電話番号
045-590-5561

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