応援をデザインし、自らの可能性を広げる
株式会社staraでは、毎年約100名の利用者が集まり、楽しい運動会を開催しています。今年のテーマは「UNITY(団結)~心を結び、動かす未来~」で、運動会の成功を支える要素として「応援」を重視し、特別なデザインワークショップを企画しました。これにより、参加者は自分たちのアイデアを形にし、団結の力を強化しました。
ワークショップの開催背景と目的
staraは、利用者のスキル向上と就労の幅を広げることを目的とした多様な活動を行っております。昨年の運動会での「応援」が重要な役割を果たしたことから、今年は応援アイテムを自らデザイン・制作する機会を設けました。デザインの知識を活かし、自信を持って自分を表現することができる場を提供することが目的です。
ワークショップの構成と実施内容
ワークショップは二部に分かれ、前半はデザイン基礎講座を行いました。牧浦が講師として登壇し、色彩やレイアウトといった基本を学びました。普段デザイン業務に触れない参加者たちもメモを取り、一生懸命に耳を傾けていました。
後半では、「UNITY(団結)」をテーマに、グループでアイデアを出し合いながら応援アイテムの制作に取り組みました。うちわやメガホンを制作しながら、イメージを共有し、自分自身の応援スタイルを形にしました。参加者からは「仲間と一緒に作る楽しさを感じた」「デザインが身近に感じられた」といった声が寄せられ、制作を通じて心が温まる体験となりました。
講師の思いと制作の楽しさ
「参加者が主体的に創作を楽しむことが大切で、創作物を通じて自分を表現できる瞬間を感じてもらいました」と牧浦は話しました。オンラインでの進行という難しさもありましたが、参加者らの姿からクリエイティブなアイデアが続出しました。デザインの基礎を教えつつ、自由な発想を大切にすることにも気を配りました。
アンケートから見える未来の可能性
ワークショップ終了後の事後アンケートでは、参加者の約80%が運動会を楽しみにしていると答えました。また、「より幅広い表現を学びたい」という意見も多く、彼らの学びへの熱意が伺えました。集団活動が苦手な方にも、参加しやすい環境を作る効果があることが確認できたのは大きな成果でした。
期待の運動会本番
ワークショップ後、参加者たちは自らの創意工夫を凝らした応援アイテムの制作を続けています。運動会本番に向けてのモチベーションは高まり、日々熱心な準備が続いています。当日は、彼らの心からの声援と共に、スピリット溢れる応援アイテムが場を盛り上げることでしょう。
応援のデザインを見つめる
「応援」という行為は誰かを思いやり、力を届ける素晴らしい行為です。それをデザインで表現することにより、心の繋がりが生まれ、団結が育まれることに気づかされました。今回のワークショップは、そんな「応援のデザイン」を考える貴重な機会となりました。今後もこのような心温まる活動が続くことを願っています。