新たなテクノロジー企業「CALM株式会社」が誕生。生活に溶け込むサービスを提供

CALM株式会社の設立と目的

アクティア株式会社は、2025年2月5日に新会社「CALM株式会社」を設立しました。新設されたCALMは、センシング技術とAIを駆使したデータ処理基盤を活用し、人々の生活や空間に自然に溶け込むサービスを提供することを目的とした企業です。これにより、利用者がテクノロジーを意識せず、快適な体験を享受できることを目指しています。

設立の背景

アクティアは、企業の新規事業開発やデジタルトランスフォーメーション（DX）推進を行うコンサルティングおよびインキュベーション事業を展開してきた企業です。これまでのプロジェクトを通じて、テクノロジーとライフスタイル・ワークスタイルの融合に新しい価値が求められていることを実感。そこで、アクティア自身が主体となってサービスの開発・提供を行う独立した組織を設立する必要性を感じ、CALMを立ち上げる決断をしました。

CALMは「Technology beneath the calm（テクノロジーが見えないほど、世界は心地よくなる）」をビジョンに掲げています。このビジョンをもとに、日常生活や職場において、テクノロジーの存在を感じさせず、最適な体験を提供することを目指しています。

第1弾サービス「TOKYO SAUNIST」

CALMの設立に伴い、アクティアが運営していた「TOKYO SAUNIST」事業を承継しました。TOKYO SAUNISTは、サウナ施設の混雑状況をリアルタイムで可視化し、利用者に快適なサウナ体験を提供するサービスです。今後はCALMの中核プロダクトとして、さらなる機能拡充に努める予定です。

現在、TOKYO SAUNISTにおける機能強化に向けて、開発が進められています。また、CALMは医療やウェルビーイング分野へのサービス展開も進めており、これらの新しいサービスも準備中です。

CALMの今後の展望と成長戦略

CALMは、アクティアからの100%出資をスタート地点にし、外部資本の導入を視野に入れた成長戦略を模索しています。特に注目しているのは、空間の最適化、センシング技術、ウェルビーイング分野における新しいサービスの社会実装です。これを実現するために、戦略的パートナーやコーポレート・ベンチャー・キャピタル（CVC）、ベンチャーキャピタルとの連携を強化していく方針です。