スポGOMI甲子園2024 京都府大会の開催
2024年10月6日、スポGOMI甲子園の京都府大会が宮津市の「みやづ歴史の館」で開催され、全15チーム、44人の参加者が集まりました。本大会では、参加者たちが地域の清掃活動を通して、楽しみながらごみ問題について考えました。
優勝チーム「暇人」の特訓
参加者たちが集まったこのスポGOMI甲子園では、福知山成美、高校・福知山高校・大江高校の3校が混合チームを結成した「暇人」が大活躍しました。「暇人」チームは、事前に会場周辺を散策し、ごみを見つけやすいように準備を整えていました。この行動は、他のチームとの大きな差を生み出す要因となりました。
ゴミの収集結果
競技が始まると、参加者たちは周辺のごみを集め始め、最終的に「暇人」チームは3.68kgのゴミを収集しました。合計ポイントは540点に達し、準優勝のチームとの差は64ポイントという快挙です。この結果からも、チームワークの巧さと事前準備の重要性が伺えます。
当日の宮津市は天候にも恵まれ、参加者たちは汗を流しながらも、競技を楽しんでいる様子でした。京都府の北部は海に面しており、その美しい自然環境の中で行われたスポGOMI甲子園のコースは、地域の魅力を改めて感じさせるものでした。
ゴミ問題の現状
収集されたゴミの総量は30.4kg。参加者は、最初は周辺がきれいで驚いたものの、目を慣らしてみると隠れたゴミの多さに驚かざるを得ませんでした。このゴミの中でも特に、燃えないごみが半分を占めているという結果は、海洋ごみ問題の深刻さを示唆しています。
参加者の声
「暇人」チームのメンバーは、「ゴミが少なく、きれいな場所だと感じたが、ポイ捨てで増えるごみを見て、とても残念に思った」と語りました。彼らは幼馴染の3人が集まったチームであり、今回の経験は特別なものだったと嬉しさを表現しました。特に、12月に東京で開催される全国大会への出場が決まったことに喜びを隠せない様子でした。
未来へのアクション
スポGOMI甲子園は、「CHANGE FOR THE BLUE」の一環であり、国民一人ひとりが海洋ごみ問題に目を向け、行動することを目指しています。このような活動が積み重なることで、少しずつ問題解決につながることが期待されます。
今回の「暇人」チームの成功は、彼らの仲間意識と地域に対する愛が結実した結果と言えるでしょう。そして、このイベントを通じて得た経験が、全国大会でのさらなる活躍へとつながることに期待が高まります。