パイオリンク、次世代アプリケーションスイッチ「PAS 10000」でネットワーク環境を革新
株式会社パイオリンクは、アプリケーション・ネットワーキング環境の高度化に貢献する、新型アプリケーションスイッチ「PAS 10000」を発表しました。10ギガビットイーサネットインターフェース(10G I/F)を搭載し、従来モデルを大きく上回る処理能力と拡張性を誇ります。
高性能と安定性を両立した次世代スイッチ
PAS 10000は、多様な顧客ニーズと高度な技術的要求に応えるべく開発されました。最大2400万もの同時セッションをサポートし、大規模なネットワーク環境でも安定した運用を実現します。128Gbpsのバックプレーン容量と4つの10Gポートにより、高速かつスムーズなデータ転送を可能にしています。
さらに、アプリケーション・アクセラレーション機能を搭載することで、特にマルチメディアコンテンツの送受信において高いパフォーマンスを発揮します。圧縮、キャッシュ、コネクション最適化といった技術により、レスポンス時間を短縮し、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。
充実の機能と高い可用性
PAS 10000は、高い可用性と安定性を確保するための様々な機能を備えています。VRRPグループの自動設定や、SLB、FW/VPNLB、CSLB、GWLB、GSLBといった各種負荷分散機能、リダイレクト機能を標準搭載。Active-Active、Active-StandbyといったHA構成にも対応し、冗長性を高めています。これにより、長期間にわたる安定稼働と、障害発生時の迅速な復旧を実現します。IPv6にも対応し、将来性のあるネットワーク環境への移行もスムーズです。
幅広い導入実績と充実したサポート体制
パイオリンクは、ローエンドからハイエンドまで幅広いアプリケーションスイッチを提供しており、北海道から沖縄まで全国で多くの導入実績を誇ります。市役所や商工会議所、大手企業など、約350サイトに800台以上の同社製品が導入されています。24時間365日の保守サービス体制も整っており、安心してご利用いただけます。
PAS 10000の主な仕様
10Gポート | 4 x 10GbE |
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1Gポート | 16 x 10/100/1000BASE-TX or 16 x 1000BASE-X SFP Slot (Combo Type) |
管理ポート | 1 x RS-232 (RJ45) / 1 x 10/100BASE-TX (RJ45) |
同時セッション | 最大24,000,000 |
スループット | 8 Gbps |
バックプレーン容量 | 128 Gbps |
最大バーチャルサーバ数 | 1024 |
最大リアルサーバ数 | 1024 |
最大MACアドレス | 8192 |
最大VLAN (802.1Q) | 256 |
筐体サイズ (WxDxH) | 439 x 548 x 88 mm (2RU) |
※仕様は予告なく変更される場合があります。
まとめ
PAS 10000は、高いパフォーマンス、安定性、拡張性を兼ね備えた、次世代アプリケーションスイッチです。大規模なネットワーク環境構築や、高度なアプリケーション・ネットワーキング環境の構築に最適なソリューションと言えるでしょう。来年春の発売予定で、価格は998万円(予定)です。