新聞づくりで学ぶ日本の海と島の恵み
『うみやまかわ新聞』がついに完成しました。このプロジェクトは、海や島、山の自然をテーマにした教育プログラムの一環としてNPO法人離島経済新聞社と日本財団の協力で進められました。日本という島国の持つ多様性や環境について、子どもたちが実際に新聞を作ることを通じて学ぶことが目的です。
5つの地域から参加した子どもたち
2014年度版の『うみやまかわ新聞』には、北海道利尻島、東京都檜原村、愛媛県上島町、大分県中津江村、沖縄県与那国島の5地域から総勢38名の小中学生が参加しました。各地域の教育機関や団体の支援を受けながら、子どもたちは自ら「海」「山」「川」に関連する情報を集め、新聞づくりに取り組みました。
このプロジェクトでは、離島経済新聞社の編集長やスタッフが講師として参加し、新聞がどのように作られるかを直接学ぶことができました。特に、制作風景は各地で異なり、中津江村や利尻島、与那国島などでの取材風景は印象的です。子どもたちは地元の自然や文化をリサーチし、地域の特性を活かした記事を作成しました。
完成発表会の実施
2015年2月1日(日)、東京都世田谷区にあるIID 世田谷ものづくり学校にて完成発表会が開催されました。この場に集まった子どもたちは、自分たちが取り組んできた新聞についてプレゼンテーションを行い、他の参加者にその成果を披露しました。また、ワークショップも同日実施され、参加者全員が積極的に交流しながら学ぶ機会となりました。
展示会と配布の予定
3月上旬には、東京の3カ所で『うみやまかわ新聞』の展示と配布が行われる予定です。地球環境パートナーシッププラザでは、1月31日から2月20日まで展示され、渋谷ヒカリエでは2月3日から2月9日まで展覧会が予定されています。それぞれの場所で、タブロイド版の配布も行われるため、多くの人々にこの新聞の魅力が広がることが期待されています。
プロジェクトの背景
『うみやまかわ新聞』は「島を知ることは、日本を知ること」をテーマに展開されています。日本は6,852の島から成る海洋国家であり、その多様な自然は地域社会に深く根付いています。このプロジェクトを通じて、参加した子どもたちは自分たちの住む地域の「恵み」や「つながり」を学び、さらには日本全体の文化や歴史への理解を深めています。
まとめ
『うみやまかわ新聞』は、子どもたちが地域の価値を再発見し、日本という島国の多様性や自然の大切さを学ぶための貴重な教材です。現在、正式にタブロイド版とWEB版が公開されており、誰でもその成果を楽しむことができます。興味のある方は、ぜひ公式サイトを訪れてみてください!
うみやまかわ新聞公式サイト