奄美大島の新たな働き方「リトリモ」の開始
2024年11月20日、合同会社KAZAMIが奄美大島向けの複業マッチングサービス「リトリモ」をスタートさせます。このプロジェクトは、移住や多地域居住を考えている方々に、転職なしで新たな働き方を提供し、地域との新しい関係を築くことを目的としています。
ローンチの背景とは?
奄美大島は新しい暮らしを求める人々にとって理想的な場所ですが、「働く場所」を確保するのが大きな障害でした。多くの人が新たな環境への挑戦をためらう要因となっています。しかし、既存の複業マッチングサイトでは、奄美の求人はほとんど扱われていないのが実情です。これには地域内企業の視点が、オンラインを活用した副業の可能性を見落としているためと考えられます。
リトリモの特徴
1. 独自の求人情報
「リトリモ」では、コーディネーターが島内の事業者を直接訪問し、リモートワーク可能なポジションを掘り起こしています。このようなアプローチにより、他の求人情報サイトでは見つからない独自の機会が得られます。
2. ニーズを反映したサービス設計
このサービスは、Iターン移住者や多地域居住者が持つ実体験を基に設計されています。様々な視点からの情報を提供し、移住希望者のニーズにダイレクトに応えることができます。
3. 総合的なサポートシステム
島内のコーディネーターは、利用者と事業者を結びつける重要な役割を果たします。また、移住希望者は奄美市内のコワーキングスペース「Living AMAMI」を活用しながら、コミュニティへの参加やスキルアップの機会を得ることができます。
誰が参加できるのか?
「リトリモ」への登録は、奄美大島への移住や多地域居住に興味がある方、また奄美大島にルーツがあり地域貢献を希望する方を対象としています。登録は個人単位で行うため、幅広い方々に利用してもらえます。
利用料金と今後の展開
実証調査期間中(2024年11月20日〜2025年3月7日)は、利用者が無料でサービスを利用可能です。また、希望者には現地視察ツアーも予定されていて、詳細は「リトリモ」公式サイトで随時発表されます。
代表者の思い
KAZAMIの代表、矢吹飛鳥は、移住者としての自らの経験を踏まえ、「東京から地方への移住は時に大きなキャリアチェンジが必要になるが、それをめぐる高いハードルこそが、多くの人の移住を妨げている」と語っています。彼はこのサービスが奄美大島とその事業者のために、大きな価値をもたらすと信じています。
まとめ
奄美大島への移住や多地域居住を考える人々にとって、複業マッチングサービス「リトリモ」は新たな可能性の扉を開くことでしょう。仕事を通じて地域との関係を築く機会が広がり、この島の魅力を再発見するチャンスを提供してくれます。新しい生活の一歩を踏み出してみませんか?