イオンが進めるデジタル化による環境への配慮
イオンのトータルアプリ「iAEON」は、2024年6月21日から提供が開始され、わずか6か月で電子レシートの発行が1500万枚を達成しました。この電子レシートは、スマートフォンを利用して受け取り、管理することができ、環境に優しいだけでなく、買い物の見える化に貢献します。
世界的に環境問題への意識が高まる中、電子レシートはその一環として普及が進んでいます。特にアメリカやフランスでは、企業が電子レシートを標準化したり、紙のレシートを廃止する法制度が整備されたりしています。日本でも、イオンをはじめとする多数の企業が電子化を推進することで、環境負荷の軽減や利便性の向上を目指しています。
イオンの取り組みとその結果
イオンは、グループ内の約4000店舗で電子レシートを利用できる仕組みを整えており、これにより約50万人のお客様にご利用いただいています。また、サービス開始からの6ヶ月間での成果として、以下の数字が挙げられます。
- - 削減されたレシートロール紙は約38,100ロール
- - レシートの長さに換算すると約2400㎞、これは宗谷岬から那覇市までの直線距離に相当する
- - CO2の削減量は約37.5トン
- - 樹木に換算すると約4260本に達する
これらの数字は、イオンが環境に貢献している証です。さらに、電子レシートはiAEONの利用促進にも寄与しており、2023年12月末時点でのアプリのダウンロード数は1300万を突破しました。
今後の展望
イオンでは、2025年度に向けてさらなる目標を掲げており、電子レシートの発行枚数を約2億枚にまで引き上げることを目指しています。また今後は、家計簿機能の追加や「幸せの黄色いレシート」への対応も計画されています。これにより、お客様の利便性が更に向上することが期待されます。
イオンは、この電子レシートサービスを通じて、買い物をより便利で環境に優しいものにしていく意向を示しています。「イオンでの買物体験が、日々の暮らしそのものを自然とサステナブルにつなげる社会を創る」というビジョンを追い求め、今後もさまざまな施策を展開していくことでしょう。
特別キャンペーンの開催
加えて、2024年1月16日から2月20日まで、電子レシートの累計発行枚数1,000万枚突破を記念して、iAEON利用者を対象に最大1,000万円のWAONポイントを山分けするキャンペーンも実施されます。このチャンスを活かして、多くのユーザーが参加することが期待されます。
イオンは、顧客の利便性向上を進めながら、環境に配慮したサービスを不断に拡充していく考えです。未来の買い物体験がどのように進化していくのか、注目が集まります。