福島原発事故と能登地震を考えるシンポジウム
2025年の春、福島原発事故から14年が経過し、能登半島地震からも1年の月日が流れました。東日本大震災後、私たちは自然災害と原発事故の痛ましい記憶を背負いながら生活していますが、未だに避難を余儀なくされている人々が多く存在します。その中で、昨年1月の能登半島地震は、新たな警鐘を鳴らすものでした。
この地震によって多くの建物が倒壊し、道が寸断され、孤立した集落が生まれました。震災と原発事故、これらが同時に発生する可能性について私たちは再考を促されています。日本は今後、自然災害がますます深刻化することが予想されますが、原発の推進がさらなるリスクを生むことは否めません。
このような背景のもと、国際環境NGO FoE Japanは、法政大学と共催でシンポジウムを開催します。目的は、福島原発事故と能登半島地震の現実を踏まえ、原発に関する認識を深めることです。会場とオンラインの両方で、幅広い参加を呼びかけています。
シンポジウムの詳細
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日時:2025年3月1日(土)14:00-16:30
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開催方法:会場参加とオンライン(Zoom)
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場所:法政大学 市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート G401教室
(東京都千代田区、最寄り駅:市ヶ谷駅または飯田橋駅から徒歩10分)
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定員:会場200名、オンライン500名
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参加費:無料
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共催:FoE Japan、法政大学国際文化学部
プログラム内容
第一部:能登半島地震と原発
シンポジウムは3つの部に分かれています。最初の部ではFoE Japanが制作した映像を上映し、続いて現地の住民による講演が行われます。珠洲市の北野進さんは陳情活動で知られ、浪江町から避難されている菅野みずえさんが自らの経験を語ります。
第二部:リレートーク
各地の原発関連の活動家からの報告が行われ、北海道から新潟、島根、山口、佐賀まで多様な声が集まります。核廃棄物問題や原発の稼働停止に向けた取り組みが紹介されます。
第三部:パネルディスカッション
最後は「エネルギーの民主化」に焦点を当て、若い世代の視点を取り入れた議論が行われます。小出愛菜さんや髙田陽平さんらが参加し、それぞれの知見を共有します。
参加方法
参加希望者は、以下のウェブサイトから申し込みが可能です:
FoE Japanウェブサイト
お問い合わせ
国際環境NGO FoE Japan
TEL: 03-6909-5983
Email: info@foejapan.org
私たち一人一人がこの問題について考えることが、未来の安全を保証するために必要です。シンポジウムでは、重要な議論が交わされることが期待されています。参加して、原発と災害に関する理解を深めてみてはいかがでしょうか。