ヤマトHD、屋内配送自動化を担うWattへ出資を決定
近年、物流業界では自動化への注目が高まり、さまざまな新しい技術が導入されています。そんな中、ヤマトホールディングス株式会社(以下、ヤマトHD)は「KURONEKO Innovation Fund 2号」を通じて、屋内配送自動化ソリューションを手掛けるWatt Co., Ltd.(以下、Watt)への出資を発表しました。
Wattの革新技術
Wattは、建物内のフロア間で荷物を自律的に配送するロボットを開発するスタートアップです。彼らの提供する屋内配送自動化ソリューションは、エントランスから部屋の玄関先まで荷物を運ぶことができるため、居住者にとって非常に便利です。
このロボットには、建屋内の構造をリアルタイムで認識できる機能が搭載されており、エレベーターのボタンを自律的に操作する能力を持っています。この革新的なシステムによって、より効率的な配送が実現可能となっているのです。
共同実証実験の成果
ヤマトHDは、傘下のヤマト運輸と共同で、2025年8月から12月にかけて関東の大規模マンション3か所でWattのロボットを活用した実証実験を行う予定です。これにより、配送の安全性や荷物受取の利便性が確認されることが期待されています。
KURONEKO Innovation Fund 2号は、この共同実証の成果に着目し、Wattの技術力とヤマトグループのラストマイル配送におけるシナジー効果が見込まれる点を評価して出資を決定しました。将来的には、Wattの技術が日本の物流に革新をもたらすことが期待されています。
目指す新たな物流モデル
この出資を通じてヤマトグループは、Wattの事業拡大を支援し、特に大規模マンションにおける荷物受取の利便性向上に貢献する新しい物流モデルの構築を目指しています。これは、急速に進化するオンラインショッピングの需要に応えるために非常に重要です。
Watt Co., Ltd.の基本情報
Wattは2020年3月に設立され、韓国のGyeonggi-doに本社を構えています。代表取締役である崔 宰源氏が率いるこの企業は、自律走行ロボットを開発し、屋内配送の自動化を推進しています。
Wattの公式サイトはこちらから確認できます。
期待される展望
物流業界全体がデジタル化と自動化へと向かう中で、ヤマトHDとWattの提携は、他の企業にも影響を与える可能性があります。競争が激化する物流市場において、どのようにこれらの新技術が普及していくのか、引き続き注目が集まることでしょう。