バクラクビジネスカードの新機能、通貨限定で安全性が向上

最近、株式会社LayerXが提供する「バクラクビジネスカード」に新たに「通貨限定機能」が搭載され、これまで以上に安全に利用できるようになりました。この新機能は、発行したそれぞれのカードに対して決済可能な通貨を設定するもので、日本円、米ドル、ユーロの中から選択できます。これにより、不正利用や意図しない決済を防止し、企業の経済活動をサポートします。

今日は、この新機能の詳細と背景に迫ってみたいと思います。

新機能の詳細

「通貨限定機能」は、カード単位で決済可能な通貨を制限することができるため、仮にクレジットカードが不正に利用された場合でも、あらかじめ設定した以外の通貨での決済は失敗します。そして、不正利用があった際には、決済失敗のお知らせが通知される仕組みです。

この機能は、企業側にとっては大きな安心材料です。今までは外国為替での決済が不正利用の大きな要因となっていましたが、今回の導入でリスクを大幅に軽減できることが期待されています。一般社団法人日本クレジット協会が発表した2023年のデータによれば、クレジットカードの不正被害額は541億円に達しており、過去最高を記録しています。このような状況の中で、対策は急務となっています。

なぜ通貨限定機能を導入したのか

LayerXの調査によると、バクラクビジネスカードを利用する多くの企業は国内で利用されていますが、外貨決済においては特に不正行為が目立っており、全体の47％を占めています。このデータを受けて、LayerXは企業が直面しているリスクに対処するため、「通貨限定機能」を開発しました。この機能は、企業が従業員にカードを配布する際の業務効率化にも寄与します。

バクラクビジネスカードの特徴

バクラクビジネスカードは、利用する理由を革新する次世代の法人向けビジネスカードです。特徴として、手数料は無料で、即日追加発行が可能。与信枠は最大で5億円以上と、企業のニーズにしっかりと応えられます。また、経費精算や証憑管理を効率化するための機能も充実しており、各業務のデジタル化を促進します。さらに、必要に応じて従業員に何枚でも発行できるため、用途に応じた柔軟な対応が可能です。

企業の対応と未来

LayerXは、すべての経済活動をデジタル化するビジョンを掲げています。この実現には、最先端のAI技術を活用したクラウドサービス「バクラク」を中心に、法人向けの業務を効率化し、改善していくことが必要です。これにより、従業員一人ひとりがコア業務に集中できる新しい働き方を提案し、中小企業から大企業まで多くのクライアントに支持されています。

今後も、バクラクビジネスカードの機能拡充により、より多くの企業のビジネスシーンをサポートし、不正利用リスクの低減や業務の効率化に努めるLayerXの姿勢には注目が集まるでしょう。