台湾花蓮の有機農産物が日本市場で注目！FOODEX JAPAN 2024での活躍と日台農業交流

台湾花蓮の有機農産物が日本市場で脚光を浴びる

2024年2月5日から8日にかけて、台湾花蓮県長の徐榛蔚氏率いる訪問団が東京で開催されたFOODEX JAPAN 2024に出展しました。このイベントで花蓮県は、有機山苦瓜、有機醤油、有機米麺、紅茶、鰹節ふりかけ、蜂蜜など、多様な有機農産物を展示。その品質の高さから、多くの日本バイヤーから高い関心を集め、活発な商談が行われました。

花蓮県のブースでは、生産者とバイヤーが直接意見交換を行い、日本の市場ニーズを的確に捉えた情報収集に成功。有機農産物に対する日本の高い関心の高さを改めて認識するとともに、花蓮県の有機農産物が日本市場において大きな可能性を秘めていることを示しました。

千葉県での視察：先進農業技術との交流

FOODEX JAPAN 2024への参加に加え、訪問団は千葉県にある農業リゾート「The Farm」と「Jal agriport」を視察。千葉県政府農林水産部による丁寧な歓迎を受け、両県の農業関係者による活発な意見交換が行われました。

特に、「The Farm」では、その経営モデルや生産品開発、市場マーケティング戦略について深く理解を深めました。先進的な農業技術や循環型経済の取り組みは、花蓮県の農業発展にとって貴重な参考資料となりました。徐県長は日本の農業経営モデルを高く評価し、花蓮の農家にも刺激を与え、付加価値の高い農産物開発を促進できると期待を寄せました。

環境保護と持続可能な農業への取り組み

花蓮県は台湾最大の有機農産物生産地として知られています。徐県長は環境保護と炭素削減にも積極的に取り組んでおり、雑穀生産や農家の支援、食農教育の推進など、持続可能な農業を促進するための様々な施策を実施しています。

SDGs（持続可能な開発目標）を念頭に置いた施政は、観光面においても効果を発揮。観光客に花蓮の旬な食材を提供することで、地元経済の活性化を図りながら、環境負荷の低減にも貢献しています。新鮮で高品質な食材を味わえるだけでなく、輸送過程における炭素排出量削減にも配慮した取り組みは、持続可能な観光モデルとして高く評価されています。