フリーランスエンジニア活用は成功するのか?企業担当者1,000名に聞いたリアルな声!
近年、企業におけるフリーランスエンジニアの活用は増加傾向にあります。しかし、実際にフリーランスエンジニアを活用してみて、どのような点に課題を感じているのでしょうか?
株式会社スリーシェイクが運営するフリーランスのITエンジニア向け案件紹介サービス「Relance(リランス)」は、企業担当者1,000名を対象に、「フリーランスエンジニア活用」に関する調査を実施しました。
本記事では、調査結果から、企業がフリーランスエンジニアに期待すること、早期終了の経験、トラブル事例などを詳しく紹介します。
フリーランスエンジニア活用、その期待と現実
調査によると、フリーランスエンジニア活用のきっかけとして最も多かったのは「特定のスキルを持ったエンジニアがいない」という理由でした。企業は、特定のスキルを持つエンジニアを短期間で確保できるという点で、フリーランスエンジニアに魅力を感じています。
実際に、フリーランスエンジニアを活用して良かった点として、「必要に応じてリソースを調整できる」「ハイスキルなエンジニアに出会える」などが挙げられました。しかし、一方で「稼働が不安定で、チームの進捗に影響が出た」「社内にノウハウが貯まらない」といった課題も指摘されています。
フリーランスエンジニア早期終了の経験は?
調査では、フリーランスエンジニアの早期終了(3カ月以内)の経験について、約65.3%の企業が「ある」と回答しました。早期終了の原因としては、企業側の事情によるものと、フリーランスエンジニア側の事情によるものがあります。
企業側からの早期終了の主な理由は「性格や価値観、方向性の不一致から衝突が起きた」「カルチャーフィットしなかった」などでした。プロジェクトを成功させるためには、スキルだけでなく、価値観や目標の共有、チームとのコミュニケーションが重要になります。
フリーランスエンジニア側からの早期終了の主な理由としては、「企業からフリーランスエンジニアに終了申し出をした場合」と同様の結果となりましたが、「業務内容のアンマッチが生じた」「業務内容に対する報酬不満」といった回答も見られました。
フリーランスエンジニア活用を成功させるために
フリーランスエンジニアを活用する際に、企業は以下のような点に注意する必要があると言えるでしょう。
明確な要件定義とコミュニケーション: フリーランスエンジニアに求めるスキルや役割を明確に定義し、プロジェクトの目的や進捗状況をこまめに共有することが重要です。
適切な報酬設定: フリーランスエンジニアのスキルや経験に見合った報酬を設定し、モチベーションを維持することが重要です。
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チームとの連携: フリーランスエンジニアがチームの一員として活躍できるよう、コミュニケーションを促進し、円滑な連携を図ることが大切です。
まとめ
フリーランスエンジニアは、企業にとって貴重な人材となる可能性を秘めています。しかし、適切な活用方法を理解し、注意点を踏まえることで、より良い成果に繋げることが可能になります。本記事が、企業におけるフリーランスエンジニア活用の成功に役立てば幸いです。