摂南大学が生み出した新感覚のコラボ弁当
摂南大学の農学部食品栄養学科の学生たちが、京阪百貨店と共同で開発した弁当が注目を集めています。このプロジェクトでは、「五味」というテーマを通じて、甘味・旨味・苦味・酸味・塩味を取り入れた創作弁当が誕生しました。学生たちは、自ら企画立案から店舗との打ち合わせ、メニュー開発まで一連のプロセスに参加し、実践的に学ぶ機会を得ました。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、学生たちが五味という新しいコンセプトを元に、食の魅力を探求するためにスタートしました。彼らはそれぞれの味覚を活かしてオリジナルの弁当を作成し、消費者の健康に対する関心も高めることを目指しました。特に、味の組み合わせや食材の選択には学生たちの創意工夫が満載で、栄養価も十分に考慮されています。
さらに、この取り組みは大学と企業が連携することで、学生のキャリア教育にも寄与。実践的な学びを通じて、就職に対する意識が高まり、地域社会の健康にも貢献できるでしょう。
弁当の紹介
グリーングルメ×摂南大学「五味をめぐる 味旅弁当」
この弁当は、五つの基本味が融合した特別な一品。海の幸のサラダや島豆腐、ひじきが盛り込まれ、甘味・旨味・苦味が絶妙に織り交ぜられています。特に、鶏とチーズの大葉巻や小海老のフライは旨味の宝庫。学生たちが心を込めて作った「味の旅」を、ぜひ一口ずつ楽しんでみてください。
梅の花×摂南大学「五つの味がつまった秋の彩り弁当」
豆腐ハンバーグを主役にして、旬の味覚をたっぷりと盛り込んだ二段弁当です。副菜には、湯葉や生麩など、秋の素材が豊富に使われています。さっぱりとした大根おろしソースでいただく豆腐ハンバーグは、あっさりしつつも深い味わいを感じられます。
学生の声
学生たちは、五味を意識した開発プロセスにおいて、食材の選定にこだわりを持ち、特に苦味のあるケールを上手に活用し、その美味しさを引き出しました。この努力の成果として、発売日は想定以上の人気を集め、午前中には完売する日も続出。多くのお客さまに自身の作品を手に取ってもらえたという経験もあり、喜びを感情的に語っています。
グリーングルメ企画担当者の声
このプロジェクトに寄せられた学生たちのアイデアはじつに多彩で、全体を通して野菜をテーマにした商品開発が進められました。当初は一つの弁当を考えていましたが、異なる顧客層に合わせた提案があって、二つのバリエーションを作ることに決まりました。
まとめ
摂南大学と京阪百貨店のコラボによって生まれたこの弁当は、学生の創造力と専門知識が生かされた一品。五味のバランスを巧みに表現したこの弁当は、地域社会の健康増進にも大いに寄与することでしょう。今後もこの取り組みがさらなる発展を遂げることに期待が寄せられています。