佐野晶哉が朗読劇挑戦
2025-01-30 18:22:27

佐野晶哉、音楽朗読劇「ひまわりの歌」を東京で上演へ

佐野晶哉、音楽朗読劇「ひまわりの歌」東京公演開幕へ



Aぇ! groupの佐野晶哉が主人公を務める音楽朗読劇「ひまわりの歌〜ヘブンズ・レコードからの景色〜」が、2025年1月30日に東京の有楽町朝日ホールで初日を迎えます。この公演に先立ち、フォトコールと取材会が行われ、佐野氏が公演の意義や自身の覚悟について話しました。

本作は、劇団ミュの岡本貴也が脚本を手掛けたオリジナルの作品で、過去には2018年から2019年にかけて公演されました。今作ではタイトルを改め、一部脚本を刷新。2011年の阪神淡路大震災から30年を迎えた今、再び震災の記憶を掘り起こし、未来に向けたメッセージを発信することを目的としています。

物語の舞台は、2000年の夏、阪神淡路大震災から5年後の神戸です。「ひまわりの歌」では、オムニバス形式で4つのストーリーが展開されます。生演奏や映像が盛り込まれ、切なくも希望を感じさせる人々の姿が描かれています。

取材会では、物語の冒頭部分が披露され、観客は緊張感のある雰囲気の中で、震災の悲しみを背負った家族の姿を目の当たりにしました。中古レコード店『ヘブンズ・レコード』を舞台に、音楽に詳しい店長と、ミュージシャンを志すバイトのタケルが主役として描かれます。第1話では、震災で幼い息子を失った父親が、その悲しみを抱えながらも家族と向き合おうと奮闘する姿が表現され、観客の心を掴みました。

神戸公演を終えた佐野氏は、「多くの地元の方々の思いを受け止め、東京公演にも覚悟を持って挑む」と話し、初日の特別な雰囲気を感じたと述べました。震災を経験していない観客も、ストーリーを通じてその歴史を理解しようとする姿が印象に残ったと言います。

また、共演者の貴城けいさんは、震災当時の自身の体験を振り返り、30年後の舞台に立てることに意味を感じるとともに、震災の記憶を忘れずにいることの重要性を強調しました。波岡一喜さんも震災についての気持ちを語り、観客との感情を共有できる舞台であると期待を寄せています。

公演を重ねるごとに、主演の佐野氏の歌声や演技が磨かれていると、共演者たちはその成長を絶賛しました。特に物語のクライマックスで歌う歌によって、感動がより深まり、涙を誘われるという意見が多くありました。

佐野氏は、阪神淡路大震災について知識がなかったが、この作品を通して両親の話を聞き、自らの歴史を学んだことが大きな意義であると語りました。公演を通じて震災に向き合うことができることを光栄に思い、東京の舞台でもそのメッセージを強く伝えたいと決意を新たにしました。

公演概要


  • - タイトル:音楽朗読劇「ひまわりの歌〜ヘブンズ・レコードからの景色〜」
  • - 作・演出:岡本貴也
  • - キャスト:佐野晶哉(Aぇ! group)、貴城けい、加藤虎ノ介、宮地真緒ほか
  • - 日程・場所
- 神戸公演:2025年1月17日〜1月26日(神戸朝日ホール)
- 東京公演:2025年1月30日〜2月8日(有楽町朝日ホール)

この感動的な物語が、多くの人々に届くことを願っています。


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株式会社キョードーメディアス
住所
東京都港区南青山5-2-1NBFアライアンス4階
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