フロンティアハウスがEight Team導入で営業力を劇的に向上
2023年10月、総合不動産会社の株式会社フロンティアハウスは、Sansan株式会社の名刺管理アプリ「Eight」を活用し、営業プロセスを大きく変革しました。この取り組みにより、名刺データの一元管理が実現し、営業活動の効率化と戦略化を推し進めることができました。
Eight Team導入の背景
フロンティアハウスは、投資用不動産の開発から販売、賃貸管理まで幅広く手がける企業です。これまでは各営業担当者が名刺や顧客情報を個別に管理しており、情報が属人化してしまっていました。この状況では、訪問や提案が重複することも多く、営業機会を逃すリスクや不要な工数が発生していました。
さらに、従来の営業メール配信は手作業だったため、1日に配信できる件数が約50件に制限されており、顧客への情報発信が十分ではありませんでした。このため、フロンティアハウスは2023年10月にEight Teamを導入し、全社的に名刺情報を一元管理する体制を構築しました。
導入後の運用と成果
戦略的営業活動の実現
Eight Teamの導入により、営業担当者は過去の接点や関係性を確認しやすくなり、提案の精度が向上しました。約4万枚の名刺データは、BIツールとも連携して活用されるようになりました。これにより、営業活動のデータが可視化され、各担当者の名刺交換枚数や顧客企業が多いエリアを一目で把握できるようになりました。データに基づいた営業戦略の立案や効率的な訪問計画が立てられるようになり、生産性が飛躍的に向上しました。
営業メール送付業務の効率化
さらに、同社はEight Teamから得た名刺データを自動メール送信サービスと連携させることで、営業メールの配信効率も大幅に向上しました。これまで1日約50件だったメール配信が、わずか5分で5000件の一斉配信が可能となりました。これにより、日々更新される不動産情報を顧客にタイムリーに届けられるようになり、機会損失を大きく減少させました。
新規開拓と採用活動の強化
Eightには「フィード」機能があり、企業の取り組みや最新情報を発信できます。フロンティアハウスは、この機能を活用して会社の活動や社員の成果を積極的に発信。名刺交換をしたことのあるビジネスパーソンに自動で情報を届けるため、多くの人々に届けられ、営業活動はもちろん、採用活動や企業ブランディングにも寄与しています。
フロンティアハウスの進化と今後の展望
同社の管理部情報システム担当、堀江輝氏は、「営業データの可視化が進み、より戦略的な営業活動が可能になった」と語ります。名刺情報と様々なデータを掛け合わせて分析することで、組織全体の活動状況が一目で把握できるようになり、営業力が大きく向上しました。これからもEight Teamを基盤として営業データの活用を進め、全社的な営業力と顧客への提供価値を高めていく方針です。
会社概要
株式会社フロンティアハウスは、1999年に設立され、横浜市に本社を置いています。投資用不動産の開発・販売・管理を一貫して手掛け、良好なサービスを提供しています。企業の未来を見据えながら、デジタル技術を駆使した営業活動を通じて、新たな挑戦を続けています。