ジェンダーフリーのオーダーメイド服が新たな一歩
ジェンダーフリーなファッションブランド「ブローレンヂ」が、オーダーメイド服のクラウドファンディングに挑戦しています。プロジェクトは2023年4月1日にスタートし、わずか10日で54%の目標金額を達成しました。このプロジェクトは、性別や身体の特長に関わらず、すべての人が自分らしく着られる服を提供することを目的としています。
オーダーメイド事業の背景
「ブローレンヂ」は、性別に従わないファッションを楽しむ世の中を目指して設立されました。これまで、男性でもかわいい洋服を求めるニーズに応えてきましたが、既製品ではさまざまな体型に完全に合うものはなかなかありませんでした。そのため、特に肩幅や着丈に悩む方々に寄り添いたいと、新しいオーダーメイド事業を立ち上げました。
クラウドファンディング概要
- - プロジェクト名: こころと身体にぴったり!自信が湧いてくる1着を!ジェンダーフリーブランドが手がけるオーダーメイド服
- - 実施期間: 2023年4月1日(土)~6月3日(土)
- - 受付窓口: CAMPFIRE
- - 目標金額: 500,000円
- - 返礼品: オーダーメイド服(トップス、スカート、ワンピースなど)、ハンドメイドアクセサリー
このプロジェクトで集まった資金は、リターン商品制作に必要な費用として使われます。
他のオーダーメイドとの違い
「ブローレンヂ」のオーダーメイド服は、メンズのトルソーを使用してレディースデザインを構築しています。このスタイルにより、女性用服を男性が着用する際の不具合を解消しつつ、視覚的に美しいシルエットを実現。これにより、男性に限らず、肩幅の広い女性にも最適なデザインが可能になりました。
丁寧なヒアリング
オーダーメイドでは、顧客のライフスタイルや好みをじっくり聞き取り、個々の魅力を引き出すデザインを提案。1000以上の生地、ボタン、ステッチから選択でき、まさにあなただけの一着が造り上げられます。
ブランドの背景と想い
創業者は女性として生まれましたが、10代の頃は男性服を好んで着用していました。この経験を通して、性別に縛られないファッションの必要性を痛感し、2017年に「ブローレンヂ」を立ち上げました。彼女の目指す理想は、誰もが自由にファッションを楽しむこと。6年にわたる活動を経て、ブランドは多くの支援を受け、成長を続けています。
今後の展望
ブローレンヂは2024年にバンクーバーファッションウィークに出展予定で、日本のジェンダーフリーなファッションを世界に発信する計画も進んでいます。
これまでの活動
- - 2017年6月: ブローレンヂの設立
- - 2018年6月: 東京大学で初のファッションショーの開催
- - 2019年4月: 大丸百貨店でポップアップイベントの実施
- - 2020年3月: エッセイ「ワンピースで世界を変える!」の出版
このような活動を通じて、ジェンダーフリーなファッション文化を広めていく取り組みを続けます。ブローレンヂは、単なる服作りではなく、性別に関係なく自分らしいスタイルを求めるすべての人々に向けたメッセージを届けています。