ギリアド・サイエンシズ、2025年度業績報告
2025年、第4四半期及び通期の業績を発表したギリアド・サイエンシズ。米カリフォルニア州に本社を置く同社は、医薬品業界での確かな地位を土台に、成長を続けている。
売上高の増加
2025年度通期の製品売上は289億ドルで、前年比1%の増加を記録。また、ベクルリーを除く製品売上は280億ドルに達し、4%の成長を示した。特に注目すべきは、HIV関連製品と肝臓疾患薬の売上高が増加した点だ。HIV製品全体の売上は208億ドルで、前年比6%増、ビクタルビは143億ドルで7%の成長を遂げている。
一方で、ベクルリーの売上高は9億1100万ドルとなり、前年比49%の大幅な減少を記録。これは、新型コロナウイルスの影響で入院率が低下したためである。
コストの見直しと収益性
ギリアドは、製品売上総利益率が79.5%と安定している点も強調している。また、営業費用が前年よりも減少し、効率性が増したことも業績好調の要因とされる。2025年第4四半期の不動産税控除が有効に働き、EPSも前年同期の1.42ドルから1.74ドルに増加した。
今後の展望
ギリアドは2026年度の業績見通しについても言及。新しい癌治療薬やHIV治療薬の上市を見越し、さらなる成長が期待される。会社のCEO、ダニエル・オデイは「新薬の上市により、医療へのポジティブな影響を拡大していく」と述べている。
開発の進展
最新の試験結果も報告されており、HIV陽性成人を対象にしたARTISTRY-1およびARTISTRY-2試験での好成績が確認された。新たなヘルペスウイルス治療薬の取得や、海外でのHIV予防製品の供給計画も発表され、実用化の足掛かりが着実に進んでいる。
まとめ
要するに、ギリアド・サイエンシズは2025年度においても着実な業績成長を遂げ、新たな治療薬の上市を視野に入れた大胆な進展を続けている。引き続き業績の推移や新製品の登場に注目が集まる。
このような発表は、投資家や市場の関心を惹くものとなり、今後のギリアドの動向に注視が必要だ。