嗅覚過敏や化学物質過敏症の方へ向けた洗剤アンケート募集について

嗅覚過敏・化学物質過敏症向けの洗剤アンケート募集

株式会社クリスタルロード（東京都中央区、代表取締役：加藤路瑛）は、Shin株式会社（静岡県浜松市、代表取締役：小畑伸次郎）と共に、嗅覚過敏や化学物質過敏症の方々を対象とした洗濯洗剤に関するアンケートを行います。これは、においや化学物質に敏感な方の意見を反映し、より使いやすい製品の開発につなげることが目的です。

アンケート概要

- 対象者:嗅覚過敏または化学物質過敏症の方、さらにそれに該当する家族の代理回答も可能です。
- 年齢制限:年齢は問わず、どなたでも参加できます。
- 所要時間:約5分（全15問）
- 募集期間:2025年4月30日頃まで
- 回答方法:オンラインでのGoogleフォームによる回答

詳細や回答は、こちらのリンクから確認できます。

嗅覚過敏とは？

嗅覚過敏は、特定のにおいに対して過剰に反応し、不快や体調不良を引き起こす感覚特性です。これにより、日常生活に多大な影響が及ぶことがあります。具体的な症状には、頭痛、吐き気、めまい、息苦しさ、集中力の低下などが含まれ、個人によって反応の度合いや引き起こされる感情はさまざまです。香水や食べ物、タバコなど、においの種類も多岐に渡るため、強いにおいのある場所を避ける必要がある方も少なくありません。

化学物質過敏症とは？

化学物質過敏症（MCS）は、日常的に使われる微量な化学物質に反応して、全身症状が現れる疾患です。具体的には、柔軟剤や洗剤、芳香剤、排気ガスなどがトリガーとなり、頭痛や倦怠感、吐き気、思考力の低下など幅広い症状を引き起こします。こうした症状は外見からは分かりにくいため、周囲から誤解されることも多いのが現状です。

嗅覚過敏と化学物質過敏症の違い

嗅覚過敏は、においそのものが過敏に反応し、体調不良を引き起こす状態です。一方で、化学物質過敏症は洗剤やその他の製品に含まれる化学成分そのものが反応の原因となります。どちらも日常生活に影響を与えますが、原因や感作対象の違いから、その対処法も異なります。

洗濯洗剤の影響

嗅覚過敏や化学物質過敏症の方々にとって、洗剤や柔軟剤は体調を害する要因となることがあります。洗剤に含まれる香料が頭痛や吐き気を引き起こしたり、無香料製品でも化学物質が含まれていると症状が出たりします。さらに、他人の衣類に残った洗剤の香りや近隣の洗濯物からの影響も無視できません。香りの強い製品が多い中で、無香料や低刺激の選択肢が限られているのが現状です。

このような困難な状況を改善するためには、嗅覚過敏や化学物質過敏症の方々のニーズを的確に把握し、洗濯洗剤の開発や提供に反映させることが求められています。今後も、消費者の声を基にした改善活動が期待されます。