俳句甲子園2023
2017-07-13 12:11:21

俳句甲子園全国大会、子規・漱石の生誕150年を祝う記念イベント

俳句甲子園全国大会、子規・漱石生誕150年を祝う



今年の夏、俳句の高校生たちが一堂に会し、全国大会が松山で開催されました。この大会は、正岡子規と夏目漱石の生誕150周年を記念した特別なイベントとして、多くの注目を集めました。8月19日と20日にわたり、松山市内の様々な会場で熱戦が繰り広げられました。

大会の概要



第20回俳句甲子園は、NPO法人俳句甲子園実行委員会の主催で行われ、松山市や愛媛県が共催する形で実施されました。初日には大街道商店街特設会場で開会式と予選が行われ、続く2日目には松山市総合コミュニティセンターで決勝戦や表彰式が催されました。

出場したのは、全国から39校・40チーム。中でも、愛媛県立松山東高等学校は19年連続でこの大会に参加しており、初出場するチームも9校・9チームありました。エントリーしたのはなんと41都道府県から121校159チームで、俳句への関心の高まりを示しています。

特別な兼題



大会では、予選リーグや決勝に向けた宣誓文や作品テーマが設定されていました。具体的には、予選リーグでは「百合」「髪洗う」「西日」といったテーマが用意され、決勝戦は「心」に関するテーマで行われました。各チームは5人1組で、与えられたテーマに基づいて俳句を創作しました。対戦時には、お互いの句を吟味しあい、最終的には三段階の審査によって勝負が決まります。

審査員と注目作品



審査には、著名な俳人が名を連ねています。特に、詩人の高橋睦郎先生や、俳都松山大使である夏井いつき先生が選考に携わりました。昨年の大会で最優秀句を受賞した作品も発表され、新たな才能が花開く様子が見受けられました。

俳句文化の根付く松山



松山は、俳句文化が深く根付いた場所として知られています。市内には、観光地や文化施設が充実しており、メディアにも取り上げられることが多いです。俳句ポストも市内に多く設置され、年間で約9,000件の投稿が集まっています。地域の人々が参加することで、松山は「ことばを大切にするまち」としての特色を持ち続けています。

今後の展望



今年は子規と漱石の出会いや友情、別れをテーマにした年間イベントも展開されています。ミュージカル公演など様々な企画が進行中で、松山から文化発信が継続されています。俳句甲子園の盛り上がりだけでなく、松山全体が文化を重視する街づくりを進めています。

まとめ



俳句甲子園全国大会は、多くの高校生たちにとって夢の舞台でした。子規と漱石の生誕150年を祝い、参加者たちの創造性が光る場として、今後も進化し続けることが期待されます。このイベントは、俳句を通じて人々がつながるきっかけを提供してくれることでしょう。

会社情報

会社名
愛媛県松山市
住所
愛媛県松山市二番町四丁目7番地2
電話番号

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