秩父湯元武甲温泉が地域の茶葉を使用した納涼水風呂を開始

暑さ対策の新提案

秩父湯元武甲温泉（埼玉県秩父郡横瀬町）では、2025年7月18日から7月31日までの期間、地元の横瀬町産廃棄茶葉を用いた「納涼水風呂」を導入します。この取り組みは、梅雨明け後の厳しい暑さ対策として位置付けられており、さわやかな茶の香りに包まれる癒しの体験を提供します。

地元茶葉の活用

使用される茶葉は、地域で生産されているが、加工の過程で廃棄されるものを利用しています。このような取り組みを通じて、廃棄コストの削減を図るとともに、持続可能な地域産業の発展を目指しています。

石黒夢積さんの活動

横瀬町の茶葉生産者である石黒夢積さんは、地域おこし協力隊の第1号として移住しており、地域の茶作りを学び、発展に貢献する活動を行っています。彼は、特に横瀬の緑茶や和紅茶の普及にも力を入れており、イベント出店や商品開発など積極的な取り組みを展開中です。横瀬町の茶の歴史は江戸時代に遡り、香り高い茶葉が生産されています。

不感温浴やクールシャンプーも

武甲温泉では、納涼水風呂のほかにも、夏にぴったりなスーッと爽快感を味わえる「クールシャンプー」や、体温と同等の温度でリラックスする「不感温浴」を実施しています。これらのメニューは、暑い夏に涼しさを感じながら、心身のリフレッシュにも寄与します。

武甲温泉の魅力

武甲温泉は、秩父のシンボル武甲山の麓に位置し、周囲は自然に囲まれる美しい環境にあります。温浴施設には、露天風呂やジェットバス、サウナなど多様な設備が整っており、宿泊施設やキャンプ場も併設されています。秩父や長瀞の観光拠点としても便利な立地です。

訪れる人々にとって、武甲温泉は、ただの入浴場所ではなく、地域の文化と自然を体感できる特別な場所です。従って、地元産の茶葉を活用した納涼水風呂は、この温泉の魅力をさらに引き立てる新しい試みといえるでしょう。