日本コルマーが新たなスタートを切る
化粧品の受託製造事業を展開する日本コルマー株式会社が、2024年6月1日より社名をTOA株式会社に変更することが発表されました。この社名変更に伴い、本社も大阪市中央区より新たな地への移転が決まり、会社として新たなスタートを切ることになります。
社歴を振り返る
日本コルマーは1912年に金陵園として創業し、当初は自社ブランドでの製品展開を行っていました。しかし、第二次世界大戦中に工場が焼失し、戦後は化粧品の受託製造業に特化して再出発を果たしました。1968年には、米国のKolmar Laboratories Inc.との技術提携を締結し、1972年には社名を日本コルマーに変更。この提携を通じて、売上と技術面での成長を遂げ、今やKolmar社と肩を並べる規模へと成長しています。
社名の変更理由
新社名「TOA」は、「Total Outsourcing Access」の頭文字から取られています。TOAでは、より多様な業務委託に対応し、顧客に安心してアクセスしていただける企業であることを目指しています。また、シンボルマークのデザインには、地球を象徴する「O」が取り入れられ、グローバルな視点からサステナブル経営を推進する姿勢が表現されています。「A」には動きが加えられ、お客様や社会と幅広くアクセスしていく姿勢が示されています。
新しい本社のスタート
本社の移転先は大阪市中央区北浜三丁目5番29号、日本生命淀屋橋ビル17階です。この移転と社名変更は、100年に向けた経営体制の強化を目的としており、顧客や社会に対してより貢献できる企業を目指しています。
今後の展望
日本コルマーは、社名変更の際に、OEM/ODM事業でのブランドイメージの維持と顧客企業への影響に配慮しつつ、新たな経営の舵を取ることとなります。今後、さらなる成長と発展を遂げるために、会社全体での一体感を高め、様々なニーズに応えていくことを約束しています。クライアントからの期待に応えるべく、質の高いサービスの提供に努めていく意向です。
会社概要
社名変更と本社移転を機にTOAとしての新たな挑戦が始まります。今後の成長に注目です。