株式会社フォーイットがYOYO Holdingsと提携
株式会社フォーイットは、2024年9月3日付けで、マレーシア法人FORIT DIGITAL SDN. BHD.を通じて、シンガポールを拠点とするYOYO Holdings Pte. Ltd.の過半数株式を取得し、子会社化したことを発表しました。この動きは、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「PopStar」を通じて特に注目されている東南アジア市場へのシフトを試みるものです。
YOYO Holdingsとは?
YOYO Holdingsは、インドネシアとフィリピンにおいてインフルエンサーマーケティングを推進する企業です。同社が提供する「PopStar」は、両国で最大級のインフルエンサーを抱えるプラットフォームとして知られており、急成長する若年層市場にフォーカスしています。特に、インドネシアでは2030年に人口が3億人を超える見込みであり、影響力の強いマーケティングシーンが期待されています。
フォーイットの全球展開戦略
フォーイットは日本国内で約20年の経験を持ち、パフォーマンスマーケティングプラットフォーム「afb」を運営しています。この成功をもとに、グローバル市場への進出を狙って「Webridge」という新たなプラットフォームを展開してきました。今回の株式取得により、このプロジェクトはさらに進化することが予想されています。
YOYO社のインフルエンサーは30万人以上を誇り、またソーシャルメディアプラットフォーム「TikTok」との連携も強化。これにより、広告主とメディアに対して、より多様なサービスを提供できる姿勢を見せています。
インフルエンサーマーケティングの現状
インフルエンサーマーケティングは、急速に成長している市場であり、2016年の約17億ドルから2022年には約164億ドルに膨れ上がりました。2024年には約240億ドルに達すると予測されています。この中でも、特にインドネシア市場は、成長ポテンシャルが高く、2050年にはGDPが世界で5位になると考えられています。
今後の展望
フォーイットは、YOYO社を傘下に持つことで、ASEAN地域における成長市場に早期参入し、インフルエンサーマーケティングのポジションを強化します。企業は、多様化する価値観の中で、新たな価値を創出することを目指しています。この戦略的提携を通じ、フォーイットは「Webridge」をグローバルNo.1のパフォーマンスマーケティングプラットフォームに育てていくことを目標としています。
YOYO Holdingsの概要
- - 会社名: YOYO Holdings Pte. Ltd.
- - 所在地: シンガポール、国際プラザ
- - 事業内容: インフルエンサープラットフォーム「PopStar」の運営
フォーイットの企業情報
- - 会社名: 株式会社フォーイット
- - 所在地: 東京都渋谷区
- - 設立: 2010年4月
このようにフォーイットのYOYO社における株式取得は、インフルエンサーマーケティングにさらなる成長をもたらすとともに、グローバル市場でのプレゼンスを高め、新たな商機を創出する鍵となるでしょう。今後の動向に注目です。