シニア層のスマホ利用実態調査!日常生活のデジタル化が進む
敬老の日を前に、株式会社フージャースコーポレーションとその関連企業であるフージャースケアデザインが、シニアのスマートフォン(スマホ)利用に関する調査を実施しました。調査対象は、シニア向け分譲マンションの居住者で、平均年齢は78.4歳。161名の有効回答を得ることができました。
調査方法と期間
調査は、紙アンケートによる直接投票方式で、2024年9月2日から9月8日までの期間に行われました。[1] オンライン調査が普及する中で、紙媒体を利用した調査には、シニア層特有の利点があります。実際の回答は161名、性別では男性49名、女性94名、無回答は18名でした。
調査結果の概要
調査結果を見ていくと、シニア層におけるスマホの所持率は93.8%と非常に高いことがわかりました。実に、47.8%の回答者が自宅に固定電話を持っていないことから、スマホの役割の重要性が伺えます。
最もよく利用される機能は「通話」で、78.9%がこの機能を使っています。また、カメラやビデオ撮影機能も61.5%の利用者がいることから、写真を撮ることが日常的であると言えるでしょう。
さらに、インターネットの利用状況にも注目が集まります。49.7%の回答者がインターネットを利用しており、シニア層においても情報収集が行われていることが示されています。
特に注目すべきは、健康管理のために「歩数計」機能を利用しているシニアが37.3%存在することです。これは、生活習慣の改善を意識している証拠とも言えるでしょう。
人気のアプリやSNS利用状況
アプリの中で最も使用率が高かったのはSNSで、54.7%のシニアが利用しています。中でも「LINE」は67.8%と非常に高い普及率を誇ります。これにより、シニア層のコミュニケーション手段としてLINEが主流となっていることが分かります。
YouTubeやInstagramもそれぞれ23.0%、3.7%が利用しており、動画視聴や写真共有が広がってきていることが確認されました。
スマホ決済の利用状況
スマホでの決済に関しては、16.8%のシニアが「PayPay」を使用しています。これは、日常での買い物にデジタル決済が浸透していることを示唆しています。
ヘビーユーザーの存在
利用時間に関しては、56.4%のシニアが1日1時間以上スマホを使っており、特に11.1%は3時間以上利用していることが特徴的です。この結果は、初めて聞くかもしれませんが、シニア層にもデジタル化が進行していることを示しています。
このように、シニア層のスマホ利用における調査結果は、彼らの生活習慣や情報収集、コミュニケーション手段において大きな変化が起こっていることを教えてくれます。今後ますますデジタル化が進む中、こうした情報を意識し、シニア層の暮らしをより良くするための環境整備が求められるでしょう。
この調査の詳細については、「欲しかった暮らしラボ」の公式サイトでもご覧いただけます。[2]
[1]: 出典: 株式会社フージャースコーポレーション
[2]: https://www.hoshikatta-kurashi-lab.com/