RooFarm、広島県福山市にイタリアン専門ファーム「RoOrto」を開設
株式会社RooFarmは、都市と地方に新しい農業モデルを提案するアグリベンチャーです。この度、広島県福山市にイタリアン専門ファーム「RoOrto」を立ち上げることとなりました。このファームは、2025年の夏を目指して開設され、地元の土地と気候を活かした本物のイタリアン野菜を生産することを目指しています。
「新しい食の未来」を共創する
「RoOrto」では、飲食店やシェフ、さらに小売店との連携を強化し、新しい食の価値を共創していくことに重きを置いています。特に、広島という豊かなテロワールから生まれるオリジナルのイタリアン野菜を使用し、高付加価値を持つメニューの提案を行うことを目指します。また、これらの食材を通じて、ストーリーある食を提供することに力を入れています。
日本農業の実状とRooFarmの挑戦
日本の農業は小規模分散型が多く、近年では大規模化が進む一方で、小規模農地が耕作放棄される現象が起こっています。RooFarmでは、この問題に真正面から向き合い、「人がいなくても持続可能な農業」を実現するために、省人化とデータ駆動型のオペレーションを導入しています。これにより、未経験のスタッフでも高品質な作物を生産する仕組みを整えています。
RoOrtoの生産過程
「RoOrto」では、ジャンボニンニクやアーティチョーク、イタリアンバジルなど、イタリア料理で重宝されるニッチな作物を中心に生産します。特に、広島ならではの香りや味にこだわり、現地のシェフや飲食店と連携して販路を開拓していく予定です。
地域の可能性を信じて
株式会社RooFarmの取締役、金子隆大氏は、「福山は交通や都市との距離感が良好で、地域の多様な人材を活かすポテンシャルが高い」とし、技術と地域力を組み合わせて新たな農業のインフラを提供することを強調しています。このプロジェクトを通じて、食の生産に関与するすべての人々が、農業に関わることができる社会を目指します。
おわりに
「RoOrto」は、単なる農業の実践ではなく、新たな農業の可能性を探る冒険です。私たちは、広島県福山市から農業を再発明し、食の未来を共創していく所存です。RooFarmが描く未来の食文化を、ぜひとも応援してください。