青山学院大学の偉業
2021-07-01 14:00:09
青山学院大学が国内4校目のフェアトレード大学に認定される意義とは
青山学院大学がフェアトレード大学に認定
青山学院大学が、この度、国内で4番目となるフェアトレード大学の認定を受けました。この認定は、フェアトレードの理念に賛同している大学に向けたものであり、持続可能な社会づくりに貢献することを目的としています。
フェアトレード大学とは
まず、フェアトレード大学について詳しく見てみましょう。これは、大学がフェアトレードの理念を支持し、その普及に関して取り組んでいることを示す認定制度です。イギリスの基準を参考にした日本独自の基準に基づいており、2014年に認定制度が導入された後、各国で多くの大学がこの認定を受けています。最初に認定を受けたのはイギリスのオックスフォードブルックス大学で、その後222の大学が認定を受けました。
日本では、静岡文化芸術大学が2018年に初めて認定を受け、続いて札幌学院大学と北星学園大学が認定を受け、ここに青山学院大学が加わる形となりました。
青山学院大学の取り組み
青山学院大学は、フェアトレード大学という認定を受けたことで、学内で「青山学院大学フェアトレード憲章」を策定しました。これは、フェアトレードの理念を支持し、その普及を図ることを明文化したものです。学長の阪本浩氏からは、今回の認定に対する感謝の意が表明され、これからも学生たちが主体となって活動を進めることへの期待が寄せられています。
阪本学長は「教育研究共同体として、社会貢献に寄与する取り組みを更に進めていきます」と強調しており、大学のビジョンに基づいた活動が今後ますます注目されることでしょう。
フェアトレードの意義
フェアトレードとは、国際貿易において、特に経済的・社会的に弱い立場にある生産者や労働者に公平な条件を提供することを目指す取り組みです。この考え方は、持続可能な発展の実現にも寄与します。青山学院大学の認定を機に、学生たちがフェアトレードの理念を広め、未来の消費者となることが期待されています。
日本フェアトレード・フォーラムの原田代表は、青山学院大学の認定を祝し、「この認定がフェアトレード運動により多くの影響を与えることを信じています」と述べています。特に若い世代がフェアトレードの理念を学び、将来的に社会に出る際にその理念を実践できることが重要だと強調しています。
認定基準と私たちの未来
フェアトレード大学認定基準には、フェアトレードを推進する学生団体が存在し、大学当局がフェアトレード産品の調達を行い、キャンパス内で複数のフェアトレード製品が購入可能な状態が求められています。青山学院大学はこれらの基準に則り活動を行っています。
私たちが目指す未来は、フェアトレードの理念に基づいた持続可能な社会です。青山学院大学がこの認定を受けることで、多くの学生がフェアトレードという考え方に触れ、社会におけるその重要性を理解する機会が広がります。そして、これが日本のフェアトレード運動全体に良い影響を与えることでしょう。
青山学院大学の活動は、今後の社会貢献のモデルケースとなることが期待されます。私たち一人ひとりの意識変革が、持続可能な未来を築く第一歩となるのです。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4丁目26-28-2F
- 電話番号
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