代表取締役社長に曾根康貴氏が就任、Innovation M&A Partnersの新たなスタート

株式会社Innovation M&A Partners 新体制スタート

株式会社イノベーションのグループ会社である株式会社Innovation M&A Partnersは、2025年10月の代表取締役社長に曾根康貴氏が就任することを発表しました。曾根氏は上場基準の見直しを経て、M&Aの位置づけを再定義し、企業の持続的成長を実現するための体制を強化します。

新たなM&A戦略の展開

近年、事業環境や資本政策が大きく変化し、M&Aのアプローチにも新たな方向性が必要とされています。従来の単純な買収・売却の枠を超え、企業の成長戦略や経営課題の解決に貢献するM&Aの導入が求められています。Innovation M&A Partnersは、このような状況に対応し、メディア、ファンド、金融事業など多様なアセットを融合させ、企業経営者の実情に即した支援体制を整えます。

曾根氏は、企業とイノベーショングループ双方が持続可能な価値を生み出すために、シナジーを最大限に引き出すことに尽力していく考えです。

曾根康貴氏のプロフィール

曾根氏は1985年生まれで青森県出身。2008年にソフトバンク株式会社に入社し、経営企画本部で多くのプロジェクトをリードしました。具体的には、IPTV事業（BBTV）の戦略転換や、ソフトバンクロボティクスにおけるPepperの開発など、革新を促す役割を果たしてきました。2020年以降はDMM.comでの経営支援を経て、2025年からはInnovation M&A Partnersの取締役としてM&Aやビジネス開発に関与してきました。

さらに、曾根氏はスタートアップのファウンダーでもあり、ジビエ流通を通じて産業の構造改革に取り組む株式会社ポジティブ.トーキョーの代表も務めています。

今後の展望とコメント

曾根氏は「上場基準の見直しが進む中で、M&A市場にも大きな変化が求められています。スタートアップ経営者のEXITプランの見直しも進んでおり、これからは共に成長し合うM&Aの重要性が増しています」と述べています。

また、「当社はメディアやファンド、金融事業を横断的に展開しており、これらのリソースを通じて経営者の成長戦略を強力にサポートしていきます。グループ全体での恒常的な成長実現を目指し、しっかりと向き合っていきます」との意気込みも語りました。