笑顔が生む新しい価値
2023年、大阪・関西万博では、特別なディスペンサー『emmyWash』が登場し、参加者の笑顔を計測する注目の取り組みが行われました。このユニークなディスペンサーは、ただの手指消毒機能に留まらず、笑顔の数を記録することで、人々の心をつなぐ役割も果たしました。
emmyWashの導入と笑顔数の結果
クウジット株式会社が提供した『emmyWash』は、大阪・関西万博のボランティアセンターに設置されました。本ディスペンサーは、利用者の笑顔を感知し、除菌液を噴霧する仕組みを持っています。ボランティアセンター全体での使用統計は、驚くことに
7,268回もの笑顔を記録し、1日あたりの平均は約40回にも上ります。特に東エリアでは、感動的な笑顔数が集まり、その結果が万博の雰囲気を一層明るくしました。
この結果を受けて、クウジットは笑顔が連鎖するイベントの真髄を体験したと語ります。「ボランティアの笑顔が他の人々の笑顔を誘発し、会場全体が笑いに包まれる様子を見ることができました。」と代表取締役の末吉隆彦は述べています。ボランティアがこのディスペンサーを楽しみながら利用し、会場全体にポジティブなエネルギーを広げたことは、非常に貴重な体験でした。
価格改定とさらなる展開
万博の成功を記念して、クウジット株式会社は『emmyWash』の販売価格を35,000円(税別)に引き下げることを発表しました。また、教育機関への無償設置リクエストも強化し、より多くの人々にこの笑顔計測機能の恩恵を届ける考えです。今後、社会全体が笑顔になる環境づくりに貢献し、教育の場での笑顔を育む取り組みを強化していく方針です。
emmyWashの背景
『emmyWash』のアイデアは、笑顔を条件にした新たなデバイスです。過去の研究で「ハピネスカウンター」が取り上げられて以来、笑顔とテクノロジーを結び付けるアプローチが進められてきました。また、様々な専門家が関与し、ウェルビーイングを重視したデザインの重要性を再認識しています。
具体的には、笑顔の数に応じて学校などに寄付される仕組みを組み込み、社会的な課題の解決にも寄与しています。このように、emmyWashは単なる製品ではなく、社会全体の改善を目指す「社会装置」として位置付けられています。
今後の展望とクウジットの姿勢
クウジットは、今後も笑顔を生み出す環境づくりに力を入れ、テクノロジーを駆使して人々の心を豊かにするサービスを展開していく考えです。研究を通じて生まれたイノベーションを実社会にどう活かすかが、将来的なミッションとなるでしょう。クウジットが掲げる「Research to Society」の理念を実現するため、引き続き革新を促進していく姿勢が期待されます。
この新しい取り組みは、今後のイベントや活動にも活かされるはずです。笑顔あふれる未来を目指して、私たちも一緒に応援し、参加していきましょう。さらに詳しい情報は公式サイト
emmywash.comをチェックしてください。