富士レビオHDとエーザイ、神経変性疾患研究で提携を発表

富士レビオHDとエーザイ、神経変性疾患研究における新たな覚書

2023年、富士レビオ・ホールディングスとエーザイが、神経変性疾患領域における共同研究に関する覚書を結びました。これは、血液バイオマーカーの新規開発を目指すもので、これまでのアルツハイマー病に関する研究を土台に、さらなる進展が期待されています。

合意内容とは？

富士レビオHDは、神経変性疾患に関する研究と検査試薬の開発に豊富なノウハウがあります。一方、エーザイは認知症治療薬の研究開発を行っており、それぞれの専門性を組み合わせることで、より迅速な診断法の開発を目指しています。具体的には、血漿中の217位リン酸化タウ蛋白（p-Tau217）の検査試薬の社会実装や、新たな血液バイオマーカーによる簡易な診断法の研究・開発が進められます。

期待される成果

この非独占的なパートナリングにより、富士レビオHDとエーザイは、神経変性疾患の診断技術を確立し、これをグローバルに普及させることを目指します。これにより、患者に対し適切な治療を提供するための基盤が整えられることになります。これまで神経変性疾患の診断技術が発展途上であったことを考えると、その進展は大きな期待を寄せられています。

富士レビオグループの紹介

富士レビオグループは、臨床検査薬業界においてリーディングカンパニーとして知られています。特に、研究開発型の企業であり、健康と医療に新たな価値を創出することに注力しています。日本、米国、欧州を拠点にグローバルなビジネスモデルを展開し、最新の技術と高品質な製品を提供しています。詳細情報は、富士レビオの公式サイトをご覧ください。