熱海の象徴、ホテルニューアカオが新たにオープン
2023年7月、名高い観光地熱海に再び姿を現したのが「ホテルニューアカオ」です。かつてこのホテルは2021年11月に閉館してしまいましたが、マイステイズ・ホテル・マネジメントによって華麗に復活を遂げました。
新たに生まれ変わった「メインダイニング錦」では、朝食には約70種類、夕食には約90種類の料理が並ぶビュッフェ形式で提供されています。特に、篠原総料理長がこだわるのは、ライブキッチンで出来立ての料理をいただけるという体験です。そのために導入されたのが、エレクターの無煙調理ワゴン「eisfink(アイスフィンク)」です。これにより、特別な料理を、優雅な雰囲気の中で楽しむことができるようになりました。
メインダイニングの課題解決
「メインダイニング錦」は、その美しいアーチ型のデザインが特徴的ですが、ビュッフェの展開にはさまざまな課題が伴います。広いフロアでは行列ができ、並び方がわからなくなることもあります。また、調理場との段差もあり、料理をスムーズに提供することが難しい状況でした。そこで「アイスフィンク」の導入が決まったのです。
篠原総料理長によると、「アイスフィンクは、ダクトが必要なく稼働でき、加熱も速く、ホールでもライブキッチンとして機能する優れた設備です。」
スペシャルな料理の演出
アイスフィンクを使った料理の中でも特に記憶に残るのが、焼津産の初鰹の藁焼きです。カツオを網に並べて藁に火をつけ、瞬間的にスモークがかかります。このプロセスは視覚的にも楽しく、まさにパフォーマンスとしてお楽しみいただけます。この優れた吸引力のおかげで、フロアに煙が残ることはなく、ストレスフリーで料理が味わえるのです。
アイスフィンクはディナーだけでなく、朝食メニューにも利用されます。グリドルで作るフレンチトーストや近海で水揚げされたアジを用いたアジフライなど、特別な朝食の提供が可能になっています。サクサクふわふわのアジフライをサンドイッチにすると、まるで高級ホテルの朝食を楽しんでいるような特別感を味わえます。
未来の展望
将来的には、アイスフィンクをもう一台追加導入し、中国料理をライブパフォーマンス形式で提供する計画を篠原総料理長が明かしました。より多くのライブキッチンを展開することで、来店客の混雑を緩和し、より快適な食事体験を提供できるようになるでしょう。
ホテルニューアカオは、古き良き伝統を保ちながらも、進化する美食文化を取り入れ、活気ある場所として新たなスタートを切りました。篠原総料理長の提案が実現し、アイスフィンクを駆使したライブパフォーマンスが多くの人々を魅了しています。
アイスフィンクの魅力
「eisfink(アイスフィンク)」は、革新的な無煙調理システムを持ち、排気設備がない場所でも使用できるという利点があります。そのため、同ホテルでは調理機器が2台接続可能な「2連型」や、3台接続可能な「3連型」を使用し、メニューの幅を広げています。これにより、手間をかけずに多彩な料理を実現し、お客様に喜んでもらえるような体験を提供しています。アートのような優雅な空間で、料理のパフォーマンスを楽しむことができるのは、訪れる価値がある一大イベントとなることでしょう。
ホテルニューアカオの未来は、篠原総料理長の手腕によってさらに明るいものです。新たなダイニング体験を提供することで、この美食空間が一層輝きを増していくことが期待されています。