カド・インベストメント株式会社(以下、カド・インベストメント)が、言語の壁を越えるコミュニケーションの実現を目指すポケトーク株式会社に、新たに設定した「カド・グロース・オポチュニティ・ファンド2号投資事業有限責任組合」を通じて、25億円を投資したことを発表しました。
この資金は、ポケトーク社の製品開発やグローバル展開を一層加速させるために利用されます。ポケトークは、異なる言語を話す人々をつなぐ翻訳サービスを提供し、特に日本国内のインバウンド需要や米国における言語的マイノリティへの対応が進む中で、急成長を遂げています。特に、アメリカの業績が2024年の初めに営業黒字を達成したことは、国際会議やさまざまなの分野での通訳・翻訳サービスの重要性を再確認させる結果となっています。
投資の背景
カド・インベストメントは、「投資を通じてより良い社会の実現に貢献する」という理念のもとに運用されています。その一環として、ポケトーク社への投資は、日本国内外におけるコミュニケーションの円滑化に寄与することを目的としています。これによって、カド・インベストメントは社会的意義を持った成長企業への資金提供を行い、さらなる事業の発展を促進しています。
ポケトークの挑戦
ポケトーク株式会社は、2017年にソースネクスト株式会社から分社化された企業で、翻訳機の「ポケトーク」シリーズを展開しています。この製品は、85言語に対応し、シンプルな操作性や高いセキュリティが利用者から高く評価されています。2020年には、パンデミック下での貢献が認められ、Newsweek誌から「パンデミックにおけるGood Company 50社」に選出されています。このように、ポケトーク社は公共の利益にも寄与する実績がある企業です。
投資の意義
カド・インベストメントが実施した今回の投資は、単なる資金援助にとどまりません。ポケトーク社が既に展開しているサービスをさらに進化させ、より多くの人々が言葉の壁を感じることなくコミュニケーションを楽しめる世界の実現に貢献するものです。これは、ポケトーク社のファンド第1号投資事業の成功に続くものであり、社会問題への取組みを投資機会として転換する好例です。
来る未来に向けて、カド・インベストメントとポケトーク社は共に成長し、ビジョンを実現するための新たなステップを踏み出しました。今後も、両社のさらなる成果に期待が寄せられています。