AcompanyとKDDIの共同研究が電子情報通信学会誌に掲載
プライバシーDXを推進している愛知県名古屋市の株式会社Acompany(アカンパニー)と、東京のKDDI株式会社が共同で取り組んだ研究成果が、電子情報通信学会(IEICE)の発行する『電子情報通信学会誌』に掲載されました。
この論文のタイトルは『データクリーンルーム最前線』で、両社の専門家が、プライバシーを守りながらもデータ活用を可能にするセキュアなデータクリーンルームの開発について詳しくまとめています。
データクリーンルームとは?
データクリーンルームは、企業や組織が保有する個人データを安全に分析・活用するためのスペースです。特に、個人情報の取り扱いに敏感な現代において、データの漏えいや不正使用を防ぐことが求められています。KDDIが独自に開発したこのクリーンルームでは、情報のセキュリティを確保しつつ、データ解析が可能となります。
プライバシーDXを先導するAcompany
Acompanyは、攻めと守りを両立させるプライバシーDXの実現に向けて、クラウドサービス『AutoPrivacy』を提供しています。このサービスは、個人データを安全に利活用できるよう設計されており、企業がパーソナルデータを守りながら、必要な情報を得る手助けをしています。
プライバシーテックの重要性
近年、個人データの取り扱いが企業において重要課題となっており、プライバシーテック(PETs)の重要性が増しています。PETsは、個人のプライバシーを守るための技術で、大量に保有されているデータを安全に保全し、利活用するための手段を提供します。特に、KDDIが開発したデータクリーンルームは、その一環として注目されています。
さらなる情報と対談記事
また、2024年11月にはAcompanyがKDDIの経営戦略本部Data&AIセンター長、木村塁氏との対談記事を公開しています。この対談では、企業がプライバシーテックの新しい潮流をどう生かすべきかについて議論されており、プライバシーを守りながらデータを分析する方法についても言及されています。対談記事の詳細は、Acompanyの公式ウェブサイトでご覧いただけます。
電子情報通信学会について
電子情報通信学会(IEICE)は、電子工学や情報技術、通信分野における日本の主要な学術団体です。研究者や技術者が集まって先端技術の発展や知識の共有を行うことを目的に、論文誌や国際会議を通じて情報を発信しています。今回の共同研究成果が掲載された『電子情報通信学会誌』は、技術や学問の特集記事が掲載される媒体として広く知られています。
まとめ
AcompanyとKDDIの共同研究によって、プライバシー保護とデータ活用の両立が進められています。これからも両社は、データ利活用に関する新たな技術や手法を探求し、プライバシーDXの最前線を切り拓いていくことでしょう。
詳しい論文の内容は、特定の号の電子情報通信学会誌をご覧いただくか、両社の公式ウェブサイトから最新情報をご確認ください。