弥彦村の農業を支える『伊彌彦醤油』誕生！地元食材の魅力を引き出す

弥彦村の新たな特産品『伊彌彦醤油』の誕生

新潟県の弥彦村で、ついに地元産の大豆と小麦を100%使用した丸大豆醤油『伊彌彦醤油』の販売が開始されました。10月1日は「醤油の日」とされているこの日に、弥彦村の地元食材を活かした新たな特産品が世に出ることを、多くの地域の人々が期待しています。

弥彦村の農業の現状

弥彦村は新潟県内でも有数の農業の発祥地であり、村の面積の44%が農地です。この地は米処として名高い場所でありますが、近年は就農者の高齢化が進み、農地が失われつつあるという厳しい現実があります。そのため、持続可能な農業の実現が急務となっています。

このような背景の中で、株式会社伊彌彦（代表取締役：竹野勝行）は、地域の農業を盛り上げるために『伊彌彦醤油』の開発に取り組んできました。弥彦村内で栽培された大豆と小麦を組み合わせ、この特産品を作り出すことは、地域への新たな活力をもたらすこと間違いありません。

醤油の魅力～弥彦産にこだわる理由～

『伊彌彦醤油』は、弥彦村産の大豆と小麦を原材料とし、季節の影響を受ける環境から育まれた素材の特色を最大限に活かしています。弥彦山の背後には日本海が広がり、冷たい風とミネラルを豊富に含んだ空気が農産物の育成に実に良い条件をもたらします。

特に、大豆は高収量かつ風味豊かな品種が選ばれており、小麦もまた弥彦の厳しい気候条件に耐える強健な品種を使用しています。これらの地元食材を使った醤油は、他の醤油にない独特の味わいが楽しめます。

伝統製法で引き出す味わい

本商品は、弥彦村で栽培された大豆と小麦を使用し、伝統的な手法で製造されます。まず、麹作りから始まり、実に3日間かけて作り出される麹に塩水を加えて発酵させ、タンクで約6ヵ月かけて熟成させます。この過程で、醤油特有の香りと深い味わいが引き出されます。

農業と観光の架け橋へ

『伊彌彦醤油』は単なる調味料としてだけでなく、弥彦村の農業と観光を融合させる重要な役割も担っています。観光地である弥彦村は年間220万人以上の観光客が訪れますが、旅先ならではの地元グルメに対するニーズは高いものの、食に関するイメージが低いとの調査結果もあります。\

これに対抗すべく、地元の旅館や飲食店で『伊彌彦醤油』を提供することで、村を訪れる人々に新たな魅力を届けていきたいと考えています。また、弥彦村の特産品と組み合わせた新商品も計画中で、さらなる観光価値を提供することを目指します。