田中貴金属の助成金
2019-03-28 11:02:06
田中貴金属記念財団が発表した研究助成金受賞者の詳細
田中貴金属記念財団が2018年度の研究助成金受賞者を発表
一般財団法人田中貴金属記念財団は、今年も「貴金属に関わる研究助成金」の受賞者を発表しました。この制度は、貴金属技術を利用した新しい研究や開発を促進する目的で設立され、数多くの研究者が応募します。
2018年度の「ゴールド賞」は、東京医科歯科大学の合田達郎助教と東北大学の深見俊輔准教授に授与されます。両者の研究は、貴金属の新しい応用分野を切り拓く可能性を秘めており、それぞれ革新的な成果が期待されています。合田助教の研究は「体内局所pH測定を実現する酸化イリジウム微小電極の開発」で、具体的には、虫歯などの病変を定量的に評価する技術の実用化が視野に入っています。
深見准教授は「CoPt系ナノコンポジット材料を用いたアナログナノスピンメモリ素子の創製と脳型情報処理応用」というテーマで、電子技術とスピン技術を組み合わせる新しい研究に取り組んでいます。この研究によって、エレクトロニクス分野での新たな進展が期待されます。
助成金制度は1999年度から実施されており、今回は第20回目となります。応募者数は188件と多く、厳正な審査を経て24件が採択され、総額は1620万円となりました。もちろん、ゴールド賞以外にもシルバー賞や萌芽賞も設けられています。
助成金の目的は、貴金属の貢献が期待できる新技術や研究を支援することにあります。財団は、貴金属を介して学術的および技術的進展が社会経済にも良い影響を与えると考えています。このため、地道な研究活動を支援する制度は多くの研究者にとって大きな刺激となっています。
今後の展望として、2019年度の助成金プログラムの募集が秋に予定されています。田中貴金属記念財団は引き続き、貴金属関連の研究を通じて新たな技術革新を促進し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しているという。
この助成金を活用して貴金属の特性を新たな技術に結びつける研究者たちが、今後どのような成果を上げていくのか、非常に楽しみです。今後も田中貴金属記念財団の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人 田中貴金属記念財団
- 住所
- 東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビルディング22F
- 電話番号
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